2008年04月09日

読了メモ:嵐の夜(上)

 ついに、ついに、といえばこのシリーズも「ついに」でした。とくに歴史的にはどういう展開になるか探ろうとしたわけでもなく、ふらふらとネット上をうろついていただけで、なんとなくこういうことが起きるであろうことは知っておりました〈風の王国〉であります。時限爆弾どかーん、です。

 この著者の小説を読んでいて「いいな」と思うのは、キャラクターが不意に思いがけない一面を見せる場面がいくつもある、ということかなぁ……と、読みながら考えていました。
 つまり、「ああ、このキャラクターには小説のこの表面に見せてきた顔以外にも、引きずっている背景があるんだ」と思わせてくれる説得力がある。とでも説明すればよいのでしょうか。

 悲嘆に暮れる場面も、立ち直るところも、ふとした拍子にまた心が弱くなるところも、とてもリアルに感じます。礎石が抜けることであらわれた大きな変化を、今後、ヒロインはどう受け止めていくのか。
 ほんとうは下巻が出るまで待って一気読みしようかと思っていたのですが、つい読んでしまいました。
風の王国嵐の夜 上

著者名:毛利志生子(著)
出版社:集英社
出版年:2008.04
ISBN :9784086011457

本家サイト感想文一覧 63870 毛利志生子
posted by うさぎ屋 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 小説
この記事へのコメント
「ついに」でしたね。
もうあのバカップルぶりが見れないのは悲しいです。
外伝で過去話とか披露してくれればなぁとか考えちゃいます。

しかし久しぶりにミステリーな気分を味あわせてもらいました。
シリーズ当初の頃は犯人探しみたいな雰囲気が多かったけれど、
最近はなりを潜めていたので。
一体誰がなにをしてああなってるんでしょう。
そしてロナアルワの真意は?
下巻が早く出てくれることを祈っています。
Posted by かの at 2008年04月11日 16:09
 ああ、そうですね! それこそ番外編の出番だわ〜。書いてほしいですね、ぜひとも。

 ロナアルワの真意、わたしもとっても気になります……。下巻をおとなしく待つしかないのですが、気になりますったら気になります。
Posted by うさぎ屋 at 2008年04月11日 22:48
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