2008年03月12日

読了メモ:三国志曼荼羅

 正史も演義も翻訳を手がけておられる、三国志の分野では知らなければモグリなのではないだろうか……と思われる井波律子氏の、三国志を扱った文章を集めたもの。
 ようやく去年の仕事で苦労したのが抜けてきたので、そろそろ一介の三国志ファンとして三国志関連のものを楽しんでもいいかな、と復刊された本書を購入した次第であります。

 井波氏の文章はとても読みやすく、立ち位置もかなりフラットな感じ。ひとことでいうと「安心して読める」かな……? 三国志初心者にも楽しめて、間口は広くて奥は深いと申しましょうか。いい本だと思います。
 中身は筑摩書房版に少し足してあるそうです。

 説話芸能だった時代の三国志についての文章、ものすごくものすごくものすごぉぉぉぉく、どこかで読んだ記憶があるので、まさかこの本を昔読んだことがあったのでは……いや、それにしては他の部分にそういう感じがしない、といぶかしみながらあとがきに辿り着いて、納得。『三国志の風景』の巻末解説として寄せられた文章が、おさめられていたのでした。自サイトで確認してみたら、2002年に読んでました
 しかし、その問題の文章が『三国志の風景』という元の本をはなれてもまったく問題なく読めるあたりが、すごいなぁと……。うーむ。
三国志曼荼羅

著者名:井波律子(著)
出版社:岩波書店
出版年:2007.05
ISBN :9784006021191
posted by うさぎ屋 at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史
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