買ってもらったのはコレです。
日本国語大辞典……の、精選版。精選版ですら、通読は無理そうなすごいボリュームです。うわぁでも幸せ〜。三冊ぜんぶ膝の上に抱えてうっとりしてたら、家族に変な顔をされました。
重くないよ? 気のせいだけど。
サイズをはかってみたところ、たとえば第三巻の本文の厚みは6cmほど、しっかりした造本なので、分厚い表紙裏表紙までおさまるケースの外寸は7.5cmくらいになります。装丁は菊地信義氏。品のある、きれいな本です。本文フォントのポイントはかなり小さめです。そろそろお年頃のわたくしなので、じきに老眼鏡が必要になるかもしれません。
日本国語大辞典 第1巻 精選版 あ〜こ
著者名:小学館国語辞典編集部(編集)
出版社:小学館
出版年:2005.12
ISBN :9784095210216日本国語大辞典 第2巻 精選版 さ〜の
著者名:小学館国語辞典編集部(編集)
出版社:小学館
出版年:2006.01
ISBN :9784095210223日本国語大辞典 第3巻 精選版 は〜ん/漢字索引
著者名:小学館国語辞典編集部(編集)
出版社:小学館
出版年:2006.02
ISBN :9784095210230
さすがに全巻揃えるのはキツいので諦めましたが、精選版なら、なんとか……。いいもの買ってもらったんだから仕事しようね、自分!
ぱらっと見ただけでびっくり、たとえば「花」が一ページにおさまってないもの。四段組みの本文、「花」はまるまる二ページ使ってちょっとハミ出すくらいの量の情報があります。それを眺めた結果、なんとなく浮かんできたものが「花誘う」なのですが、ほんとうに「なんとなく浮かんだ」だけなので、オチも意味もなくてすみません。
掲載されている「花誘う」の用例は『宇津保物語』のものですが、「花」が桜をさすものと固定されたのは平安後期とみられ、梅であったのは奈良時代とのことです。『宇津保物語』は平安中期の作なので、「花誘う」が当時すでによく使われていたフレーズだとしたら、梅のためのものか、桜のためのものか、微妙かも……ひらひらと舞い散る花であれば、なんでもよさそうな気もするけれど。
ついでにいうと、『梁塵秘抄』は平安末期のものなので、ここで「花」といわれたらまず桜ということか……などとねちねち考えるのが楽しい人には幸せな辞書ですよ。
ああ、素晴らしい!
巻末に漢字索引があるのもいいです。これで「読めない熟語」も調べられるというわけですが、戦前の辞書は漢字索引が当たり前だったという説明があって、へぇ〜、と思いました。なるほどねぇ……。
