順位をつけるのは苦手なので、悩みに悩んでエイヤッと最後に放り投げる感じですが……。その中でも比較的悩まなかったのが、これ。
プークが丘の妖精パック
著者名:キプリング(著)
金原瑞人(訳)
三辺律子(訳)
出版社:光文社
出版年:2007.01
ISBN :9784334751210
古典の本邦初訳。英国の一地方に焦点をあて、誰よりも昔からこの土地を見ていた妖精を案内人に、幼い兄妹が過去の人物から話を聞いていく、という連作短編風の一作。
これは、ほんとうに良かったです。文句なしに推せます。騎士の物語も、ローマ人の物語も、異教の神々の物語も。少しずつ絡みあいながらほどけ、光のなかへ消えていく。すべて「来たりては去る」者の物語で、完璧でした。
赤い靴の誘惑 著者名:シャンナ・スウェンドソン(著)
今泉敦子(訳)
出版社:東京創元社
出版年:2007.03
ISBN :9784488503031
二冊目はコレで。わたしがこの本をあげないはずがない! と、みなさんお思いになったでしょう。意外性がなくてごめんなさい、でももちろんオーウェンとケイティの胸きゅんコメディに一票。もうね! もう! まだお読みでないかたは是非。そして身悶えしましょう。四巻マダ〜? と!
チャリオンの影 上
著者名:ロイス・マクマスター・ビジョルド(著)
鍛冶靖子(訳)
出版社:東京創元社
出版年:2007.01
ISBN :9784488587024チャリオンの影 下
著者名:ロイス・マクマスター・ビジョルド(著)
鍛冶靖子(訳)
出版社:東京創元社
出版年:2007.01
ISBN :9784488587031
あと一本、と思うと選びづらくなって悩んでしまうのですが……やっぱりいちばん熱狂的に読んだのは稀代のストーリー・テラー、ビジョルドの異世界ファンタジーだったかな、と。
若干、「そ、それは都合が良過ぎるのでは!?」という展開も見られるのですが、それでも読ませるのがビジョルド。この筆力が羨ましい。
ベスト3に選ぶほど好きならさっさと続刊読めよ……って自分でも思います。あれはですね、原稿が(小説ね)あがったら自分へのご褒美にしようと思っていたら、ぜんぜん終わらなくてちっとも読めないという。どうしましょう。早く書けよ。スミマセン。あああああ。もう終わらない気がしてきたので先に読んでいいですか?
感想を読み返して、いま自分が書いている話とメイン・キャラの年齢設定が近い! と気づき、ドッキリしました。でも、それ以外はそんなに共通点ないはず。たぶん。いやまだちょっとしか書けていないので、どうなるかよくわからないんですけど。あああああ(エンドレス)
以上です。Leon さん、集計よろしくお願いします!
本家サイトの過去リンク→ 2007年・2006年・2005年

「プークが丘の妖精パック」は好かったですよね〜。
100年も前の作品の初訳出というのは、喜んで良いのか悲しむべきことなのか微妙ですけれど、翻訳本に限らず未読の素晴らしい作品が沢山あるのだなぁと、あらためて感じさせてくれました。
先日<五神教>の第二部(以下、ネタバレ無し)を読み終えましたが、訳者あとがきによれば第三部はしばらく先になるとのこと。
鍛治さんは「ファーシーア」シリーズも訳されているので、そろそろフィッツにも会いたいな。
旧デザインも保存されていたのですね。
「製作顛末」は私も身に覚えがあることばかりで、特にリスト作りは不思議と夢中になってしまいます。
『プークが丘の妖精パック』は、訳されてよかったなぁ、としみじみ思う良作でした。読めて嬉しい一冊というか。
なかなか出版されていること自体に気づきづらいかもと思うので、この企画がきっかけで、より多くの人に読んでもらえるといいなぁと思います。
古いコンテンツはもう懐かしいというか……ちょっと不思議な感じもします。ああ、当時の自分はそんなこと考えてたんだっけな、みたいな。
タグ書きは、不思議にハマっちゃうんですよね。今でもたまーに、新コーナーのデザインを考えてるときに急に「なにかに憑かれた」ような状態になります。