ローマ地中海世界から「中世ヨーロッパ」の誕生、そして終焉までの概説書です。
文章が、たまにこう「名調子!」という感じなのが、読んでいておもしろかったです。うまく説明できないのですが、なんていうのかなぁ……これ、書くの楽しかっただろうなと思うんですよね。
「キメ」っぽい文というか? うーん、説明になりませんが。
まあ本題に戻り、中世騎士道文化の終わりといえば、たしか佐藤賢一氏の『双頭の鷲』で描かれていたあたりではなかったかと思ったのですが、シャルル賢王も登場しました。ベルトラン・デュ・ゲクランも一行。こうやって一行で終わる人物で、書こうと思えばあれだけ熱い物語が書けてしまうんだよなぁ、とあらためて変なところでしみじみ。
……本題に戻れていないかもしれません。
(上)http://usagiya.cside2.com/notes/rnote.php?u=books/03sa/4101125317.htm
(下)http://usagiya.cside2.com/notes/rnote.php?u=books/03sa/4101125325.htm
ジャンヌ・ダルクについても言及がありましたが、先日読んだ『ジャンヌ・ダルク』から得ていた印象とはちょっと違っていたのでびっくり。裁判は、どちらかというと「ジャンヌの有罪ありき」で展開したように感じていたのですが、本書によれば、裁判をおこなう側もジャンヌを無罪にしたかった、という視点が提示されているのです。
中世キリスト教、教会と聖職者が神との媒介者であるという図式に、直接啓示を受けたと称するジャンヌは真っ向から立ち向かうことになる、と見ると、「時代の変化」が読み取れる……という説明には、なるほど納得です。
http://usagiya.cside2.com/notes/rnote.php?u=books/04ta/4004309689.htm
中世ヨーロッパの歴史
著者名:堀越孝一(著)
出版社:講談社
出版年:2006.05
ISBN :9784061597631
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