2007年12月11日

読了メモ:おまけのこ

『しゃばけ』にはじまる若旦那シリーズの文庫版。お江戸の大店の若旦那、病弱で死にそうで親にも兄やたちにも甘やかされて育った彼、実は妖怪の血を引いていて妖(あやかし)が見える! 兄やもほんとは妖!
 ……という設定の短編集。

 いつものように、おもしろかったです。
 とても上質の癒し系(若旦那や鳴家のキャラがもうねぇ……)エンターテインメントだと思うのですが、うまいなあ、と唸らされます。キャラクターの「らしさ」を失わせず、といって甘いの優しいのだけで世界が構成されているわけでもなく、きちんと厳しさも見せながら納得の結末に着地させているのが、素晴らしいと思います。

 結末で思い出しましたが、解説……。
「すごい!」と感じさせられるのは結末の落としかた、とくに印章が強い話が並んだ短編集なので、お気もちはわかりますが、……結末部分からの引用連発は控えられないものでしょうか。先に解説を読む人のためにも、うまく伏せていただきたいものだと思いました。
おまけのこ

著者名:畠中恵(著)
出版社:新潮社
出版年:2007.11
ISBN :9784101461243

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posted by うさぎ屋 at 13:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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