2007年11月07日

ジャンヌ・ダルク

 我ながら、読む本に脈絡なさ過ぎだと思うのですが……。たぶん、佐藤賢一氏の作品あたりを読んでいたときに、ふと目にとまって、買ってみたんじゃないかと。そして今回、積んであった本の山をかたづけようとして目にとまり、読みはじめたらおもしろくて止まらないじゃあーりませんか。

 本書はジャンヌ・ダルク像の変遷を追うもので、ジャンヌ本人についての本ではない……と冒頭に断り書きがあり、ああまたやっちゃった、だからネット書店で思いつきで買うのやめようよ! と思ったのですが、結果的には、それは大丈夫でした。
 つまり、ジャンヌがどう受けとめられているかを語るためには、彼女自身がどういう生涯を辿ったかをも説明せざるを得ず、著者はそこをおろそかにはしなかった、ということです。
 著者としては、ジャンヌ本人については他にもっと著作があるので、そちらを見てくださいということなのでしょうが、ジャンヌ初心者にはこれでも十分、勉強になりました。

 時代の移り変わりによるジャンヌ像の変遷、また人が「なにかの象徴として」ジャンヌを持ち出すこと、その例などが詳しく書かれていておもしろかったです。
 やはりジャンヌ自身に興味はあるので、いずれ『処刑裁判』も読んでみたいです……「読んでみたい」程度の覚悟で読み通せる本かは、わかりませんけど。
ジャンヌ・ダルク

著者名:高山一彦(著)
出版社:岩波書店
出版年:2005.09
ISBN :9784004309680

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posted by うさぎ屋 at 04:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史
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