2007年10月31日

ヴィリ(Willis)

 山岸涼子さんの新作バレエ漫画です。
 平積みでなく、棚ざしだったので、見逃すところでした。危ない、危ない。

 主役はバレエ団のプリマ。40過ぎの彼女が久々に『ジゼル』の舞台に立つ――その背景には、パトロンである男性との関係が。資金繰りに頭を悩ますこともなく、愛情を感じる男性もいて、心身充実した状態の彼女にも、心配はありました。それは、娘の舞のこと……。

 現在41歳のわたくし的には、なんとなく身につまされるものがありまする。いや、もちろん資金ウハウハのIT社長と恋愛とかしてませんが(笑)、主役の年代が自分に近いというだけで、一歩距離が詰まるんですよね。自動的に、物語と自分のあいだが近くなる。
 それで一気にぐいぐいと読まされてしまいました。
 中身は「いつもの山岸涼子クオリティ」です。ちょっと怖かったりもしますが、仕様です。

 しかし、「Wi」で「ヴィ」と読むのが本来ということは、ドイツ語か……って考えたらアルブレヒトとかもろにドイツ名前ですね。こんなあからさまなことに今さら気がつくとは、失礼いたしました。
 バレエ漫画はけっこう読みましたが、バレエ自体を生で見たことはほとんどない(知り合いの発表会に行ったことがある、程度です)です。見てみたいとは思うのですが、こういうの、若いころにどんどん行っておくべきだったと思いますね。
ヴィリ

著者名:山岸凉子(著)
出版社:メディアファクトリー
出版年:2007.10
ISBN :9784840119689

 本屋へ行ったのは、みりおんぐらむに女神伝最終巻の感想があるのを発見して、「うわー、これから続々と感想があがるに違いないぞ、またどこかでうっかりネタバレ踏んだら目もあてられねぇ!」とあわてて買いに行ったのですが、すみません、まだ十月だったね……うちの近所に入荷してるわけなかったね!
 そんな近所の本屋さんも、来月には閉店です。泣ける。
posted by うさぎ屋 at 19:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画
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