2007年10月19日

読了メモ:ブータンの民話

 ブータンは、中国とインドという大国に挟まれた小国で、高山の国というイメージと、『地球ドラマチック』で見た、ブータンを一輪車で旅行したフィルムの知識くらいしかないのですが、気になる国です。
 たぶん、その名前をはじめて「認識した」のは、大阪で開かれた『花博』の会場でしょう。高山に咲く青いケシを出展していたのがブータン王国で、国王からのメッセージが書かれたパネルを読んで、なんだかすごく感心したことを覚えています……肝心の感心した文章の内容をすっかり忘れているのは、いかにも自分仕様。

 という感じに、気になるブータンの民話の本をみかけたので、読んでみました。

 かなり、おもしろかったです。
 昔話の類型を、はずしてくるんですよ。

 たとえば、「○○してはいけませんよ」というお話は、ふつう、かならず主人公がその禁を破って、その結果不幸せになる(あるいはその不幸せ状態から脱するために試練を受ける)という展開になるわけですが、……そうならないんですよ!
 びっくりしました。

 あと、「王様の耳はロバの耳」の話や、これは「ヘンゼルとグレーテル」の変形だろうって話が入っていたりして、そのへんも興味深いです。ちぎったパンじゃなくて、道ばたに盛った米をたどっていくんですけど……米を盛るのか!
ブータンの民話

著者名:クスム・クマリ・カプール(編著)
林祥子(訳)
出版社:恒文社
出版年:1997.05
ISBN :9784770409331

 データ確認していて気がついたのですが、編著者名の表記に揺れが。本文の、訳者あとがきやおくづけは「クスム」なのに、本のカバー(二か所)は「クムス」なんですよ。これ、カバーのミスでしょうねぇ……ほんつなのデータでも「クスム」ですし、おくづけの原著表記でも「Kusumu」だからなぁ。

本家サイト感想文一覧 63870 クスム・クマリ・カプール
posted by うさぎ屋 at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 神話・伝説
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※半角英数字のみのコメントは書き込みができないようになっています。

この記事へのTrackBack URL

※半角英数字のみのトラックバックは受信されないようになっています。