2007年09月16日

読了メモ:赤き死の訪れ

 アセルスタン托鉢修道士&ジョン・クランストン卿コンビの中世ロンドンを舞台にしたミステリ、第二弾。

 今回、惨劇の舞台となるのはロンドン塔です。ロンドン塔は二十年ほど前に行ったことがあるのですが、あそこのなにが怖いって、階段がすり減ってるんですよ! ロンドン塔に限らず、名所旧跡の石の階段、すり減って妙に斜めになったり中央がくぼんだりしているので、気をつけないと足を滑らせそうで怖かったです。
 ……そういう恐怖か! と、自分でつっこまざるを得ない。

 いやあ、堪能しました。ジョン卿の胃袋に感動。なんという食事シーン連発。
 人はものすごい食欲に接すると感動するのかもしれないなぁ、とちょっと考えてしまいました。生き物としての根源的な部分のひとつに直結しているからかなぁ、食べることが。
 あり得ないくらい飲み、酔っぱらい、食べ、げっぷし、危急のときには強いけど妻には弱いジョン卿万歳。
 節制を旨とするアセルスタン托鉢修道士とコンビを組んでいるから、この大食がまた映えるんですよね。

 前作がお気に召したかたなら、間違いなく今作も楽しめると思います。
赤き死の訪れ

著者名:ポール・ドハティー(著)
古賀弥生(訳)
出版社:東京創元社
出版年:2007.09
ISBN :9784488219031

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posted by うさぎ屋 at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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