2007年09月12日

〆切の話とか

 ここから、ここへ行って、最後にこちらへ辿り着いたのですが。
文学作家には〆切がないか
書き下ろしの〆切は比較的ゆるやかなはずですが、雑誌掲載作の〆切はタイトに来るはずです。でないと、雑誌に真っ白い「メモ帳」部分ができてしまいます。
文学作家であれば、一作に充分な時間をかけることだけは可能なのか
いいえ。一作にいくらでも時間をかけることができるのは、ジャンルに関係なく、以下のような条件を備えている作家だけでしょう。
  1. 小説以外に食べていける収入がある
  2. いつ作品を持っていっても「出版しましょう!」といってくれる版元と編集者がいる
ライトノベル作家は〆切があるからたくさん書くのか
はい、であり、いいえ、でもあるでしょう。〆切がないと完成させるのは大変、という人の方が多いです。ですが、専業作家になりますと、一定のペースで書きつづけないと食べていけませんので、そちらの方が切実な理由となります。

 欧米にくらべて日本の作家が多作である場合が多いのは、日本語が流通し、日本語の小説が読まれる「日本語圏」があまりにも狭いからだと思われます。
 売れる部数の上限は、おのずと知れているわけです。

 こまかく説明しようとするほど、ケース・バイ・ケースという話になっていってしまいますので、敢えて最低限の一般論でまとめました。ただし、わたしの経験と知識が絶対であるという確証もありません。
 ご参考程度に、お読みください。
posted by うさぎ屋 at 02:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
ワールドコンのホブ先生のパネルでもその話題が出て、日本の作家のおかれている厳しい状況に驚いておられました。非英語圏作家の宿命と言ってしまえばそれまでですが。

海外のマニアの間では日本のアニメーターの貧窮ぶり知れ渡っているそうですが、作家についてもそう言われる日が近いのかも知れませんね……
Posted by しまだ at 2007年09月12日 17:01
 専業作家でいたかったら、本数をこなすしかないですからねぇ。シビアな世界です。
Posted by うさぎ屋 at 2007年09月12日 18:24
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