ジョーンズの本を読むたびに思うのは、主人公が「複数」であることが多い、ということ。
そして「家族」の問題を抱えていることも多い、ということです。つまり、「主人公たち=家族」というのが、ジョーンズ作品の多くに見られる特徴だと思うのです。
だから、賑やかで、それぞれに突っ張って仲が良いんだか悪いんだかな家族のやりとりが、苦手な人にはたぶん読めません。でも好きならとってもハマります。それがジョーンズ、なのかな。
てんでんバラバラの家族が連続する事件を通じてひとつにまとまる、というのも黄金パターンなわけですが、今回の家族は「バラバラ」が徹底しています。連れ子2人の男性と、連れ子3人の女性が再婚して、子どもたち同士も、また子どもたちと血のつながらない親同士も、不理解と誤解と反発に満ちていて、物語冒頭の家族の雰囲気は、まさに「バラバラ」。
そこへ持ちこまれたのが、「鬼」と称される父親が、自分の息子と妻の息子のひとりずつに買い与えた「実験セット」。これが魔術舎製造の「魔法化学」実験セットだったから大変なことに! というお話。
いやー、おもしろく読めました。自分の子どもに「魔術舎製造の魔法化学実験セット」をプレゼントしたいかというと、それは避けたいですが。
うちの一階には鬼がいる!
著者名:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(著)
原島文世(訳)
出版社:東京創元社
出版年:2007.07
ISBN :9784488019549
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自分の子も寄宿舎に入れていたから、子供がいつもいる生活に慣れてなかっただけで。
男の子が4人もどたばたしてたら、私も怒鳴りたくなるかも・・・・。
女の子に対する態度が微妙に違うのも、男親らしくておかしかったです。
それにしても、タフィが育ち過ぎてどうなることかとハラハラしました。