わたしが入手したのはISBN4-916202-00-7、歴史民俗博物館振興会発行の、歴博ブックレット1、『魏志倭人伝の考古学』。著者も下に引いた岩波現代文庫版と同じ、佐原真氏です。
この「歴博ブックレット」は、売店の貼り紙によれば「国立歴史民俗博物館」でのみ購入可能の由。
ラインナップは、こんな感じ。
http://www.rekishin.or.jp/b-mokuji.html
なんでそんなものを買ったかというと、実家に帰省したついでに佐倉へ足をのばし、くだんの歴史民俗博物館へ行って来たわけです。炎天下、子連れで動物公園よりは博物館の方が楽かなと思い……そして、行ってみて正解だったと思いました。子どもに配慮したクイズ企画が用意されていたりしたので、飽きずに最後まで見ることができて、よかったです。子連れで博物館って、親の体力より先に子どもの忍耐が切れるのです。
……思わず、なにかつらい経験を思いだして目が遠くなってしまいました。
ブックレットに話を戻します。100ページに満たないものなので、かなり手軽に読めました。語り口が堅苦しくないのも、読みやすさの一因かと。著者紹介によれば「わかりやすい考古学」の提唱者でいらっしゃるとかで、ああなるほど、と納得しました。
内容は、魏志倭人伝の内容を少しずつ取り上げてて章立てし――たとえば、最初は「兵用矛楯木弓」――それについて、考古学からわかってきた当時の日本の様子は……と、研究の成果について披露するというもの。
なかなかおもしろいですが(日本の楯は置き楯だというような説はまったく知らなかったので、へぇ〜、と思ったり)、初版は1997年とすでに10年前のもの。内容が気になるというかたは、岩波現代文庫版をご覧になった方がいいかもしれません……ただ、そちらは「手軽に読める」というようなボリュームではなさそうですけど。
魏志倭人伝の考古学
著者名:佐原真(著)
出版社:岩波書店
出版年:2003.07
ISBN :9784006001063

>炎天下、子連れで動物公園よりは博物館の方が楽かな
でも京成で徒歩15分、JRだとバスですよね…。まあでも延々外よりいいですねえ。
>親の体力より先に子どもの忍耐が切れる
ああ、なんかわかりますよ。全年齢に向けて作られているとはいえ、子どもにとって一箇所にいるというのは苦痛でしょうね。最近は飽きない工夫をした博物館も増えていますので、どんどん来て欲しいなあーと(お前はどこの回し者だ;)
私自身、小さい頃親が博物館に連れて行ってくれた記憶というのがほとんどない(上野の科博くらいでしょうか)上、中学に入ってから一人で(薄暗く)歴博に行ってジオラマ見つつ(心の中で)ニヤニヤしていたという経験の持ち主なので、ちょっとうらやましいです(^^)
>なにかつらい経験
…な、なんですか…?
年代測定の展示、がっつり見てきました! 縄文杉の輪切りとか。
つらい経験は、何年も前に『ケルト展』に行ったときですか。どうしても見たかったので行きましたが、泣かれたりして大変でした。
見知らぬご夫人から「赤ちゃんを連れてこういう展示を見に来ようと思うあなたは偉い!」と、すごく褒められましたが、たぶん「子連れで来るなよ」と感じていた人の方が多かったと思います。とほほ。
博物館や美術館には、託児室が欲しいと思います。