2007年07月31日

読了メモ:ドラゴンと愚者

 FT文庫、久々に読むような……。父の暴力を逃れるため、愚鈍なふりをしていた若者が、父の死で突然その領主の位を継ぐことになるが、それは彼も知らなかったその城の秘密、城自体と結びついた強力な魔法使いを下僕として手に入れることと同義だった、というお話。

 あまり期待せずに読んだせいか、かなりおもしろかったです。
 欠点をいえば、これだけ分厚いのになぜか「あらすじっぽいなぁ」と感じてしまうことくらいでしょうか。あと、主人公が(その生い立ちからすれば仕方のないこととはいえ)、自分の能力を隠し過ぎるのが、たまに苛つきます。
 とくに終盤、なんでオレグにまで真意を隠さなきゃならないのかわからないと思いましたが、話の先がどうなるのか知りたくて読み急いだので、なにか重要な描写を飛ばしちゃったのかも? うーん。

 でもとにかく、ドラゴンと魔法の物語がお好きならば、とりあえず読んでみては? とは言いたくなる作品です。

 解説によれば、著者はビジョルドのヴォルコシガン・サーガがお好きだとか。うわー、わかるなぁ! そうかそうか、と読み終えてから納得しました。
ドラゴンと愚者

著者名:パトリシア・ブリッグズ(著)
月岡小穂(訳)
出版社:早川書房
出版年:2007.07
ISBN :9784150204464

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posted by うさぎ屋 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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