相互に関連のない短編集なので、1を読んでいなくても問題ありません。
ただし、この2巻の中では「北の十剣」が連作となっています。というか、全体の半分以上が「北の十剣」で占められています。
亡国の王女とか、裏切りとか燃えるー! きゃあきゃあ、と転がりまわる勢いです。インターミッション的に、ラフ・タッチの漫画(よく描きこんだネームくらい、というか……)が挟まれているのですが、そこの「王都へ」が燃えます! 我らの剣をお預けします! 言ってみたいものよのぅ……剣とか持ってませんが。持っていても使えませんが。
ロマンス的には冒頭の「ニノンの恋」も外せませんが、いちばん好きなのは「彼の音楽」かな。こういう、なにかを好きな気もちが大事なんだということを思いださせてくれる作品には、やられます。
古くは坂田靖子氏の『パエトーン』然り、森脇真末味氏の『ささやかな疑問符』然り。
群青学舎 2巻
著者名:入江亜季(著)
出版社:エンターブレイン
出版年:2007.06
ISBN :9784757735811
