タイトルからは想像がつきませんが、半分くらい読んでもまだ唐の時代に突入しません。それもどうなんだ、って感じですが、……昨晩、気がつきました。
はっ。ひょっとして、これこのまま読んでると、『風の王国』の展開がわかっちゃうのでは!?
おそるおそる巻末の索引で「則天武后」を見てみると、……ああああ、おいでになる。こわいので、文成公主は探しておりませんが、まぁ間違いなく時代はかぶる。というか、気づけ、買う前に!
そういえば、シリーズの最新刊を買っただけで積んであったなと思いだし、あわてて読んでみた次第。いや、この巻には則天武后はお出ましになりませんけども。
ちなみに、時代がかぶるのでは、とハッと気づいた理由は、『大唐帝国』の文中に出現した「吐谷渾」という国名がきっかけでした。
ですので、この短編集に登場するガルの妻女が、ほかならぬ「吐谷渾」の出身であることに、偶然の凄さを感じてみたり。ガルが妻にうんざりしつつ、同時になんとなく離れがたい部分もある、その微妙さが素敵というか、リアルです。
風の王国波斯の姫君
著者名:毛利志生子(著)
増田メグミ(著)
出版社:集英社
出版年:2007.04
ISBN :9784086010085

ガルのお話がリアルですよねー。ガルの奥さんがあんなタイプだとは、正直とても意外でしたが。
そしてまたも再登場の慧! このまま外伝の人でもいいので、彼のお話が読めるといいんですけどねー。
こちらのお話も、スィーンドフトやイルシャの感情がリアルで、印象深かったです。
ガルの奥さま、びっくりですね! でも、お似合いと言えばお似合いなのかもしれません。
慧は今回はほとんど傍観者役? と思っていたら、最後の最後においしいところを……。
ええ。ほんとに。そういう人ですよね。
でもこれは本筋を離れたからできることで(本筋ではリジムの役割だし)、やっぱり外伝の人なのかもしれませんねー。
なんにせよ、また登場してほしいですね〜。