比較的、出版されてすぐ買ったように思うのですが、問題はこの前の巻を読んだかどうかわからないわけで……冒頭を読んでみて「う〜ん……?」だったので置いてあったのですが、このままでは最終巻を読まずに見失う予感がヒシヒシとして参りましたため、とにかく読了。
ああなるほど、こうまとめるのか! と感心することしきりでございました。
曹操が主人公というのは、『三国志演義』――劉備を正当な漢王朝の継承者とし、かつまたその軍師として有名な諸葛亮の神算鬼謀の大活躍を描いて長く人気を博した語りもの、また読みもの――の系譜から見れば、かなり独特な位置づけになります。
でも、劉備のみならず曹操も、乱世に頭角をあらわすからには当然「カリスマ」と呼ぶべき吸引力の持ち主だったはずで、そこのところが、独自解釈もくわえてうまく描写されてるんですよね。
画の表現力も豊かですし、なにしろこの大人数を描き分けているのがすごい。
名作だと思います。
蒼天航路 18
著者名:李學仁(原著)
王欣太(画)
出版社:講談社
出版年:2006.12
ISBN :9784063703856
