主役は古い家に住む一家の天然お人好し少年。いや青年くらいなのかな……。まあとにかく、出たきり親父が巨大な借金を作って家族に押しつけたため、しっかり者の兄(しかし嫁は実家に帰っている最中)と、腰を痛めがちの祖父と三人で、どうしようと頭を悩ませる日々。そのとき思い出したのが、開かずの扉の向こうに封じられているという祟り神様のこと。昔はその家の守り神だったのが、ある日を堺にその扉の向こうに閉じこもってしまい、以来、この家は傾く一方とか。
でも家がなくなったら神様だって困るんだから! という理屈で扉を開けたら、中から出てきたのは……というお話。
このシリーズが二本と、読み切りの淡い初恋話(といって、いいのかな……)「ゆきむし」、ミイラが生身の女の子になっちゃったという「お伽噺、ひとつ。」、そしてシリーズの番外短編がチラッと載って一冊となっております。
この本どうやってみつけたのかな……よくわからないんですが、たぶん、勝田文さん(先日読んだ、『かわたれの街』が気に入ったので……)の本をかごに入れたら、ネット書店のおすすめ本に出てきたような……。なんだろうと思って検索してみたところ、ヒットした感想文がことごとく「うわぁ、なんかわたしのツボを突きそうな予感」だったので、買ってみたんじゃなかったかと思います。
ゴメンナサイ、出会いのきっかけは、いつものことながら曖昧だ〜。
で。結論からいって、ツボでした……。
ウィングスは、もうちょっとなにか考えた方がいいんじゃないかなぁ。縞田さんのご本をはじめて買ったときもそうでしたけど、男の子が並んでる表紙で「ウィングス」というレーベルだと、自動的に「ああ、男同士の恋愛ものか」と考えちゃうんですよ。そうじゃないのに!
……考えるべきはウィングス側ではなく、わたし自身のそういう固定観念なんじゃないかとチラッと思いつきましたが! こ、今後は頑張ります。固定観念退散!
罪と罰
著者名:鈴木有布子(著)
出版社:新書館
出版年:2004.07
ISBN :9784403617614
いやまあ今日はネット書店で大人買いした漫画が一気に11冊も届いたわけです。幸せですが、どこに置けばいいんだということで、順当に床に置かれています。ははは。

都内の書店のコミックコーナーに積んであった際に見かけて、表紙の日本家屋の描き方に「これは!」と思うものがあって購入したらば大当たりでした。
なかなか続きが出ないのですが、のんびりと待ちたいなぁと思える作品です。
内容がわかっていても、背表紙だけぱっと見ると時折「ドストエフスキー?」と思います。違うのに(笑)。
新書館はたまにすごくいい人がでるので見逃せません。
私はこの方なら最新刊の、「あの子の腕は虹のつづき」が一番好きです。オススメですよ〜
そして鈴木さんの恋愛モノなら地味ながら「旬」(いまどき)も好きなんです。弟クンが、そりゃいろいろあるんだけど根っこのとこで揺らがない感じがね。好きなんだな〜。
暇をみて他の本も読みたいナーと思います。頑張ります……。
おもしろかったです。結構苦労性のお兄ちゃんが気に入ってしまいました。サクサク続きを買いに行こうと思います。
私は最近は読まないもののウィングス歴が長かったせいかこの表紙に不安は感じませんでした。
「モンスターズ・イン・パラダイス」も前回、今回とそんな表紙ではないと思っていたのですが、もしや私が昔BLも読めていたから表紙だけでわかるのだろうかと気になってしまいました。
わたしは近所では本を発見できないし、遠出する元気がないので、またネット書店かなぁ……ネット書店は大人買いの温床(笑)なので、危険なのですが。
『モンスターズ〜』も、どうも近所には入荷しなさそうなのです。うーむ。
ウィングス文庫に限らず、一時期少女向けレーベルがBLに席巻されていたことがあったので、あれがけっこう尾を引いているのかもなぁ、と思います。ビーンズの「オペラ」シリーズも、買うのにかなり勇気がいりましたし……。
あはは。それを逆手に取ったのがよしながふみ『フラワー・オブ・ライフ』でしょうね。わたしも固定観念退散めざします!(笑)
と、とりあえずウィングスから……。押忍!