三国時代の歴史的な展開がコンパクトにまとまっているとはいえ、入門書というにはちょっと濃いかな。
フィクションから入っていろいろ読んだりゲームをプレイしたりした(だから登場人物の名前や、よくあるエピソードなんかは頭に入っている)けど、史書ではどうなってるの? と思った人向けの本、なのかもしれません。
こうやって考察していくんだなという「考えかた」も見えて、おもしろかったです。
惜しいなぁと思うのは、フィクション側を「小説では」と大雑把にくくって論じてしまう部分。「正史と小説の狭間」という副題からすると、これは粗略に過ぎるのではないでしょうか。
せめて、多くのフィクションの素材となっているのは『三国志演義』なので、以降は演義と正史を対比させて論ずると前置きして、「演義では〜」と論じるべきだったんじゃないかと愚考する次第。
三国志
著者名:満田剛(著)
出版社:白帝社
出版年:2006.02
ISBN :9784891747862
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