いやあ、おもしろっ!
このシリーズ、一巻を読んだときには、ここまでおもしろくなるとは予測しませんでした。ごめんなさい。懺悔します。許してください。告白したのでさっさとつづきを読ませてください。たのみます。
主人公は死病を病んでつねに瀕死の薬師で剣士であるカナギ。その彼が不可思議な言動をする超絶美形の詩人を拾ったところから、物語は始まります。二巻、三巻あたりでは、最後の最後でゾゾワ〜〜! となにかファンタジー者のツボを突くような描写があると思うだけだったのですが、ここにきて、それまでの「ツボ描写」が作品世界全体を構成していることが見えてきて、全編これツボ状態です。
騙されたと思ってまず二冊、末尾でゾワ〜、なんか期待できる? と感じてしまったら、間違いなく面白いはずなので、つづきもお読みくださいませ。ウヒョー。←なんとなく奇声をあげてみました。
唯一の欠点は、ラブ関連の発端が唐突なことかな……。ラブ要素自体は大歓迎なのですが、「エッ、いつの間にそんな!?」と意外過ぎるのが、もったいないです。もっとこう、焦らしたり! 思わせぶりだったり! ……と熱く語りそうになってしまったのでこのへんで。
オペラ・ラビリント
著者名:栗原ちひろ(著)
出版社:角川書店
出版年:2007.03
ISBN :9784044514051
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