戦国時代を舞台にした短編、いや中編かなぁ……二本収録されています。
表題作は、どうやらどこぞの領主のもとで密かに育てられたらしい仮面の男をめぐる物語。
もう一本は「魔弓射手」といって、日本で主流だった和弓、いわゆる長弓ではなく、弩をあやつる弓の名手の物語。武田信玄が出てきました。ちょうど大河の『風林火山』を見た直後だったせいもあり、ちょっと笑ってしまいました……信玄の顔がですね、あのテレビの若殿の顔でバーンと浮かんできてしまったもので、つい。
どちらもなかなか面白かったです。さらりと読めてしまう達者な作品という感じだったので、もう少しボリュームが欲しかったかな。いや、物理的にめくるのが難しい本とかは、当分いいんですけど。
無魂の王
著者名:永福一成(著)
出版社:コスミック出版
出版年:2007.02
ISBN :9784774739014
