やるなぁ……。
ヴァイキングのイングランド支配時代を舞台に、悪い人が悪いことしまくる漫画です――って、正しい紹介かどうかはわかりませんが、とにかく道徳観念が現代日本人とは全然違う人たちが、自分たちなりの考えかたで生きているという、その世界観の確立っぷりが素晴らしいのですよ。
あの世界で暮らしたいかと問われると、ちょっと御免ですけどね。わたしも現代日本人なもので。
小兵ならではの強さの演出がかっこいい、トルフィンの戦闘シーンありますが、今回はちょっぴり。
おまえほんとにワルだのぅと毎回唸らされるアシェラッドは、相変わらずワルっぷり全開です。
あと、王子様がついに兜を取りましたよ。活躍は……してませんが、目立ってます。
ヴィンランド・サガ 4
著者名:幸村誠(著)
出版社:講談社
出版年:2007.02
ISBN :9784063144406

>ヴァイキングのイングランド支配時代を舞台に、悪い人が悪いことしまくる漫画です
>道徳観念が現代日本人とは全然違う人たちが
ahaha そのとおり!
『皇国の守護者』とかにもそういう面がありますよね。『ヒストリエ』とか。
時代物でも「時代劇キャラの皮をかぶった現代人」を描くものと、「時代劇キャラの皮をかぶった歴史上の人物(?)」を描くものがありますよね。個人的には後者の代表格が永井路子さんの諸作品なのですが。
私としてはアンが気になります。この後のキーパーソンになりそうな予感。キリスト教とヴァイキングの思想の対比なども先鋭化されそう。
アシェラッドのセリフ「オレは××がきらい」が印象的でした。
王子様とトルフィンの交流が微笑ましいので、もうちょっと出番を増やしていただきたいところ。
>キリスト教とヴァイキングの思想の対比なども先鋭化されそう。
キリスト教思想が、今のアシェラッドとその愉快な(?)仲間たちには、まったく理解できなさそう……というのがビシビシ伝わってきますからね。そこに、彼らならずとも「なんかオカシイのでは?」と感じてしまう聖職者がいるわけですから、今後そのへんの問題も大きく扱われるんでしょうねぇ。
アシェラッドのあの台詞も、印象的でしたね。副官がぽつぽつと愚痴っていたシーンが、ここに来て「ああそうか!」と腑に落ちた感じ。