2007年02月19日

読了メモ:チャリオンの影(下)

 思った通り、一気に読了。おかしいのです、大河ドラマを見るためにテレビの前に座ったはずなのに、なぜか気がつくと『チャリオン』読んでるんですよ。呪いの本ですか!?

 たしかに「呪いの本」ではあります。主人公は世継ぎの王子の姉にあたる姫君の家令に抜擢されてしまったため、王家にまつわる凄まじい呪いに関わることに。その呪いをとくために奔走しつつ、これは自分で選んだことなのか、それとも神々に踊らされているのかと悩んだりもするのですが……ああなんか女神伝っぽいですね。近いかも。

 ただし、主人公は三十五歳、最初がボロボロのヨレヨレで登場する上に、本人が武勇伝を喧伝することに熱心ではないので目立ちませんが、実は歴戦の勇士。知略にすぐれ、見識に富み、武術の腕前も最上級とはいえずとも、剣は飾りではありません。
 その三十五歳と、十六歳の姫君(活発過ぎて、教師を何人も追い払ったくらい)が、次第に信頼で結ばれていくわけですが、主人公の恋慕の相手は十九歳の姫君の侍女(といっても、ちゃんとしたお貴族のお嬢さまで、姫君の勇敢な親友です)で、ここで妙に押しが弱くてヘタレなのですよね……。
 あつかましくないところが大変いいのですが、控えめにもほどがある!

 ああ、つい変な方向に語ってしまいましたが、いやほんと、よくできてました。堪能いたしました。続刊! 早く続刊!
チャリオンの影 下

著者名:ロイス・マクマスター・ビジョルド(著)
鍛冶靖子(訳)
出版社:東京創元社
出版年:2007.01
ISBN :9784488587031

 本家サイト感想文リスト 63870 ロイス・マクマスター・ビジョルド
posted by うさぎ屋 at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※半角英数字のみのコメントは書き込みができないようになっています。

この記事へのTrackBack URL

※半角英数字のみのトラックバックは受信されないようになっています。