2007年01月22日

読了メモ:空の欠片

 文庫山脈のてっぺん近くに挟まった新書、バランスがあやうく感じてひっぱり出し、そのまま読んでしまいました。主人公は高校一年生の男の子、プラス「魂葬屋」を名のる彼以外には見えなかったり見えたりする少年と、その使い魔の猫(の姿をとっているけど、本質は人間の魂)、です。

 第2回C★NOVELS大賞特別賞受賞後、第一作……とのことで、新人さんらしい作品かな〜、と思います。ちょっと視点がブレていたり、ストーリーラインにも揺れがあるように感じました。ラヴ方面でもミステリでもオカルトでも、どの要素でもいいので「もうひと押し」あれば、と思います。
 でも、ユキのキャラクターが生き生きしていて、身近にいたら迷惑かもしれないけど憎めない、というあたりがキュートだし、読み終えたときに残る感じが、清々しいんですよね。ねっちゃり(どういう表現だ)してないのが、いいです。
 あとがきによれば、前作の続編も予定されているようです。
空の欠片

著者名:九条菜月(著)
出版社:中央公論新社
出版年:2006.11
ISBN :4125009597
posted by うさぎ屋 at 16:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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