読みはじめてみて、なるほど、と思いました。
著作権についてのあれこれを説明する文章で、今までに出会ったなかでは、もっとも読みやすい! と断言してもいい内容です。たしかに(例によって、もうどこで紹介されていたんだかサッパリですが……)、入門書としてオススメです。
テーマが明快なのはもちろん、それに沿って説く文章自体も調子よく、ときにはソツなくユーモアも交えて、しかし脱線し過ぎずに……と、素晴らしい仕事。
ただ、ご本人も書いておられますが、隣接権あたりについての踏み込みは浅く、あくまで入門書として考えられた方がいいと思います。つまり「これだけ読んでおけば著作権についてすべてがわかる!」というものではありません。ただ、「これくらいは読んでおきたい」本だと思います。
ネットにこうやって文書を公開することで、我々は「公衆に送信」しているのだということを自覚し、また自戒するために。そして著作権はべつに怖いものではなく、豊かな創作活動を産み出せる社会をつくるためのものだ、と考えるためにも。
著作権とは何か
著者名:福井健策(著)
出版社:集英社
出版年:2005.05
ISBN :4087202941
