龍はあんまり出てきませんよという事前情報を賜っていたので、そこはガックリしなくて済みました。
そして虎が! 虎が! もう虎が素晴らし過ぎます、軍人さんなんて飾りに過ぎんのです!
いや、やっぱり嘘。飾りじゃありません。みんな素晴らしい。
帝国軍を指揮する姫将軍様も、カッコ良過ぎて悶えます。でも姫様、極寒の地でそのように御髪を風に遊ばせては、切れ毛抜け毛のもとというか、きっとこんぐらがってスンゲェことになると思うのですが……。ああ、姫様の御髪が気になってなりません。これは恋?(ここで「むしろ『変』だろ」、と突っ込んでくれる相方がいないので自分で書いておきます)
姫様が、有能な敵将官の人物像に思いを馳せるところもよかったっす。合戦もの、違う、戦争ものは敵味方双方の視点で描かれる作品が少なくないですが、認め合う敵……つまり、こいつさえいなければ! と歯噛みするような相手同士が対面するシーンってのは、なかなかないんですよね。
ちなみに、そのシチュエーションで真っ先に思いだすのは、谷甲州氏の『サージャント・グルカ』(→感想)かなぁ。軽機関銃の音で「あいつだ」と認識していた凄腕の射手「ではないか」と疑う相手と、捕虜収容所で出会った「かもしれない」ってシーンがありまして、これが燃えるんですよ! 力説!
姫様と新城中尉……いや大尉は、対面することがあるのかなぁ。
実は3、4巻も手元にありますよ。もちろん大人買いなわけです。ええ。何時間耐えられるか、自分を試験中です。できれば一日一冊……無理っぽいな〜。一気に読んでもいいんですけど、なんかもったいなくて〜。貧乏性?
皇国の守護者 2
著者名:佐藤大輔(著)
伊藤悠(著)
出版社:集英社
出版年:2005.09
ISBN :4088768612
