2007年01月02日

読了メモ:ユーフォリ・テクニカ

 新年早々、崩れかけた本の山を押さえたいちばん上に載っていた一冊をそのまま読みはじめてしまいましたが、かなりおもしろかったので、ナイス雪崩。

 舞台は、著者あとがきによれば「十九世紀のヨーロッパに似ているようで似ていない、遠い世界」とのこと。
 ヒロインはそのヨーロッパの王女様……といっても宮廷での地位は「てごろな年齢の未婚女性かつ王族」という以上のものではなく、本人の性格は突き抜けて極端、喜怒哀楽と思い込みと行動力の激しい女の子。
 そんな彼女が、当地ではまだ差別される「倭人」と呼ばれる異国人の研究室に、押しかけ同然に採用されて、花火の研究をはじめる……という物語。人材も少ない、資金も設備もショボショボ、しかも差別に嫌がらせ、その上……と困難つづきの研究生活。

 王女の極端な性格が楽しめれば、すごくおもしろいと思います。あり得ねぇ、と思ったら負けで。わたしはおもしろかった〜。
ユーフォリ・テクニカ

著者名:定金伸治(著)
出版社:中央公論新社
出版年:2006.12
ISBN :412500966X

 今年もおもしろい本がたくさん読めますように!
posted by うさぎ屋 at 01:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 小説
この記事へのコメント
高橋も「この本はおもしろい」に一票、続刊希望です。前作の『制覇するフィロソフィア』もきてれつな話(黄金期の少年ジャンプや少年チャンピオンのような話でした)で続刊希望です。
定金さんは『ジハード』で有名ですが、乙一、松原真琴との共著『とるこ日記』もかなりおもしろく、小説の設定から想像できるような性格の人だなあと思ったのでした。
Posted by 高橋ま at 2007年01月02日 09:48
 おもしろかったですね〜>『ユーフォリテクニカ』
 たしか『制覇するフィロソフィア』も家にあるんですけど、読む前にどこかに消え去りました……。どこにあるんだろう。
Posted by うさぎ屋 at 2007年01月02日 21:02
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