主人公は世捨て人のような暮らしをしている男。その彼のもとへ訪れたのが、先に書いた「ファンタジー」という神様。みずから「ファンタジー」と名のるわけではなく、出会った人が皆、会えば「あっ、ファンタジーだ」とわかる――それも皆が皆というわけでもなく、見えない者には見えないらしい……。
その変な神様にしばらく観察される主人公の数年を描いた小説で、薄いし(小説本文のノンブルは163ページまでだ)、文字組もスカスカ(37w*15lだ! 数えてしまった!)なのだが、いやぁ……これはいいものを読みました、ありがとうございました、っていうかこんなおもしろい本誰か早く教えてよ!(←無理)
プロフィールを拝見したところ、著者はわたしと同い年ですね。うはー。うまいなぁ。
海の仙人
著者名:絲山秋子(著)
出版社:新潮社
出版年:2006.12
ISBN :4101304513
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