主人公は、まかり間違って魔王を倒してしまったうら若い乙女。都合良く祭り上げられた勇者であった彼女は、もとはといえば異能者として自分を追いつめてきた人間たちに復讐すべく、魔物たちを率いて戦争を仕掛け、……しかし有能過ぎるので魔物と人間の統一帝国をみごとに樹立しちゃって、女帝になっちゃいました!
すごく独特な展開です。この「背景となる大筋」の方が、メインで展開する闘争寄りロマンス(……だからなんだそれは?)より面白そうだな〜、と感じられてしまうのが惜しいかも。大味な感じがするんですよね。
表現も、若干こなれていない部分が多いと感じましたが、新人さんのデビュー作とのことなので、しかたないかな。
続編も同じ山の破片として発掘されたので、見失わないうちに読まないと……でも〈ひきこもり探偵〉も残り二冊が出てきたんですよ〜。は、早く読まないとまた見失う!
いつの間にか本が増えている我が家、ある意味便利なのですが、でもかたづけるのは大変。いくらなんでも、そろそろ本部屋の整理をしないと……。読書はほどほどに、かたづけを真剣にしたい年末です。
逆襲の魔王
著者名:三浦良(著)
出版社:富士見書房
出版年:2006.01
ISBN :4829117877
