で、いろいろ届いたものを一気に読みはじめるから、どれも読み終わらないという間抜けっぷりなのですが、まあ新しい本がたくさんある状況って幸せだからいいですよね! そのあと、どこに置くかで困るんですけどね。
今回のヒットは、『プリニウス書簡集』です。通読できるかなぁ、とあやぶみながら買ったのですが、とりあえず三巻(つまり三章というか……)までは問題なく進みました! ローマ人(の貴紳と呼ばれる階級)の常識、おもしろ過ぎます。
- 「四月中誰かが朗読しない日は、ほとんど一日もなかった」と書かれるほど朗読会が盛ん。辟易している人も多い……そりゃそうだろう。
- ローマ人の娘はまともな教育も受けず12歳くらいで結婚し、最初に嫁いだ夫に教育される……それはどこの紫の上ですか!?
- 大プリニウスは寝る間も惜しんで勉強したらしい……まあ百科全書のようなものを書き上げてしまう人だから、さもありなん
- 大プリニウスは移動するときも輿を使った。なぜなら徒歩では本が読めないが、輿なら移動中も本が読めるから!……しかも甥の小プリニウスに向かって、歩いた時間は無駄! みたいなことまでのたもうたとか。
- 大プリニウスの家で朗読者が間違ったとき、客がそれを指摘して読み直させた。あとで大プリニウスがその客に、あなたはあれが誤りであると知っていたのだろう、なら読み直させる必要はないではないか、あなたが読み直させたおかげで何行ぶんかの時間を損した! とのたもうた……。
大プリニウス、キャラ立ち過ぎじゃないですか!?
書簡集を遺したのは甥の小プリニウスの方で、こちらはここまで読んだ限り、とても親切で面倒見の良い、ちょっと心配性なおじさん、という印象。
まあ、一気に読める本でもないと思うので、ぼちぼち読み進めます。
プリニウス書簡集
著者名:プリニウス(著)
國原吉之助(訳)
出版社:講談社
出版年:1999.03
ISBN :4061593676
