「ああ、『ヨルムンガンド』ってタイトルいいなぁ。ヨルムンガンドだし! 武器商人ってのはわたしの守備範囲じゃないけど、なにしろヨルムンガンドだしなぁ!」
と思ったのを覚えていて、それで買ってきました。レジ前にあったんですよ。おそるべし、レジ前配置。
うーん、紹介してたブログ、どこだったかなぁー。はてなダイアリーのどこかで見かけたのが最初だったと思うのだけど、単行本が出る前の、雑誌掲載ぶんについての感想だったので……はてなダイアリーのasin 言及ページを見ても載ってないし。うーん。
まあとにかく、なかなかおもしろかったです。武器の名前とかサッパリなので、何がなんだかなのは、どうしようもないとして。
最初の視点人物は、少年兵のヨナ。彼は家族を殺した「武器」というものすべてを憎みぬいているのだけど、そういう環境だったから、武器を手に戦うしか生き方を選べなくて、流れ着いた居場所が「武器商人の私設部隊」。憎むべき武器をたれ流す武器商と、どうつきあっていくのか。
……みたいなシリアスな出ばなをくじくのが、その武器商人ココ・ヘクマティアルの破天荒なキャラクター。彼女は(女性だ)とにかく無茶苦茶なんだけど、読んでいると、あーこういうのあるよな、となんとなく思う。リーダーになるタイプの人間ならではのオーラというか、カリスマというか、なんだおまえそんな無茶やって信じらんねー! とわめきながら人がついて来てしまう勢いのようなもの。
それを体現したようなキャラで、憎めない。武器商人なんだけどね。
しかしこう、上にも書きましたが、好きな人には通じるはずの専門用語がサッパリなのが、ちょっとくやしい。さらりと語られる「スティンガー外してるし」ってのが、どれくらい普通/異常/想定内外のことなのかわからないとか、そういうレベルで。
Wikipedia で調べてみたら、地対空ミサイルだというのはわかったんだけども、それは漫画を読めばわかるしなぁ……。自動追尾するホーミングとも書いてあるので、やはり「ちゃんと撃てば当たるはずなのに、しくじって、もうしょうがないな」くらいに受け取るべきなのか。以下は自衛隊の説明ページ。
http://www.jda.go.jp/jgsdf/html/soubi/bottom/kaki/kaisetu/keitaititaiku.html
ヨルムンガンド 1
著者名:高橋慶太郎(著)
出版社:小学館
出版年:2006.11
ISBN :4091570690
