2006年11月10日

読了メモ:中世の食卓から

 再読。資料として掘り出して来ました、中世ヨーロッパ(とくに英国)の「食」にまつわるあれこれのエッセイ集。読みやすい文章で、当時の社会、生活、文化などに思いを馳せることができます。

 ……今まで中世ヨーロッパは「なんかそんな感じ」程度にしか必要としたことがなかったので、今回いただいたお仕事(ゲーム『パレドゥレーヌ』のノベライズ)でずいぶん勉強しました。や、今回のも「そんな感じ」ではあるのですが。異世界が舞台なので、今に至る「歴史」考証は必要なく、ただエッセンスだけ濃厚にあればいいなぁ、と思って資料を読んだんですけど。

 そういう視点で読むと、あらためて思い知らされるのが、やはり「歴史」の流れなんですけどね。キリスト教の重さとか……これを抜きに、どうやって似たような発展をするのか、似ているにしても違ってくるのはどのへんか、とか余分なことを考えるのも、また楽しかったです。

 そうそう、あと写本の写真をなにげなく見て「DEVS」=「DEUS(神)」ってわかったのが、妙に嬉しかった! その程度のことで嬉しくなれる自分の安上がりさに笑いつつ、なにかを知るのっていいなぁ、としみじみ思いました。
中世の食卓から

著者名:石井美樹子(著)
出版社:筑摩書房
出版年:1997.08
ISBN :4480032983

 初稿、ほぼアップしました。気力と体力に無理がない程度に見直して、今日中には出版社に送信いたします。
posted by うさぎ屋 at 07:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史
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