最近デビューなさったかただというのに、文体とか、いろいろ、ちょっと古風な感じですね。わたしと同世代といわれても、そんなに違和感がないくらい。わたしは読んでいて落ち着けますけど、本来のターゲットである少女のみなさんから見たら、どうなんだろうなぁ、これは。
案外、乙女の本質は変わってないから、大丈夫、ということもあり得ますが。
まえに読んだ『永遠を奏でる朝に』も音楽ものだったんですが、この作品も、ピアニストとかバイオリニストとか出てきます。とくにシリーズ続編にあたる「月のしらべ 銀のみち」の方は、音楽学校が舞台です。
音楽好きならズギューンとくるわけですけど、ちょっと残念なのは、肝心の演奏シーンにあまり華がないというか……もっと書けそうなのになぁ、と感じてしまうことかな? 悪くはないんですけど、もっと! と思ってしまいます。筆力はありそうな作家さんなので。
桜の下の人魚姫
著者名:沖原朋美(著)
出版社:集英社
出版年:2004.11
ISBN :4086005026
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