2006年09月19日

読了メモ:桜の下の人魚姫

 コバルトで読者大賞をとった表題作と、共通するキャラクターが登場する短編の二作品を収録した一冊。

 最近デビューなさったかただというのに、文体とか、いろいろ、ちょっと古風な感じですね。わたしと同世代といわれても、そんなに違和感がないくらい。わたしは読んでいて落ち着けますけど、本来のターゲットである少女のみなさんから見たら、どうなんだろうなぁ、これは。
 案外、乙女の本質は変わってないから、大丈夫、ということもあり得ますが。

 まえに読んだ『永遠を奏でる朝に』も音楽ものだったんですが、この作品も、ピアニストとかバイオリニストとか出てきます。とくにシリーズ続編にあたる「月のしらべ 銀のみち」の方は、音楽学校が舞台です。
 音楽好きならズギューンとくるわけですけど、ちょっと残念なのは、肝心の演奏シーンにあまり華がないというか……もっと書けそうなのになぁ、と感じてしまうことかな? 悪くはないんですけど、もっと! と思ってしまいます。筆力はありそうな作家さんなので。
桜の下の人魚姫

著者名:沖原朋美(著)
出版社:集英社
出版年:2004.11
ISBN :4086005026

感想文一覧 63870 沖原朋美
posted by うさぎ屋 at 15:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説
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09/19 桜の下の人魚姫
Excerpt: 桜の下に座っていた人は、なぜか沙耶の名を知っていた…コバルト読者賞受賞作を含む短編集
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Tracked: 2006-10-02 22:45