享年、71歳とのこと。
そんなによい読者ではなかったと思うのですが、たぶん西洋中世に関心を抱き始めた高校生のころ、図書室で探すと「日本人が書いた本」は、まずこのかたのものでした。
たしかこれは当時、図書室で出会ったはず。版は違うかもしれませんが。
中世を旅する人びと
著者名:阿部謹也(著)
出版社:平凡社
出版年:1978.01
ISBN :4582474012
もうどんな内容だったかは忘れておりまして……やはり「良い読者」ではなかったなあ。
ともあれその後、自分で買った(たしかお茶の水の三省堂書店じゃなかったかな)のが、この本。
ハーメルンの笛吹き男
著者名:阿部謹也(著)
出版社:筑摩書房
出版年:1988.12
ISBN :4480022724
リンクは文庫にしておきますが、わたしが買ったのはハードカバーでした。
もっといろいろ読んで勉強しなきゃ、と思っているうちにどんどん月日は過ぎ、阿部謹也氏のご著書と出会ったころの倍以上の歳になったというのに、未だにアホアホなままなのが、泣けますね。
必要あって、ちょうど中世について調べ直さなきゃと思っていた矢先の訃報で、衝撃を受けました。
ほんつなのスーパー検索で、著者名「阿部謹也」で検索してみたところ、ヒット数70。版形を変えての再版ものもありますが、素直にすごいなあ、と思います。
自伝もお書きになっていたことを、はじめて知りました。……去年、出たんだ。
阿部謹也自伝
著者名:阿部謹也(著)
出版社:新潮社
出版年:2005.05
ISBN :4104759015
ご冥福をお祈りします。

71歳というのは、お若いですね……。
私もファンタジーから中世ヨーロッパに関心を持つようになりました。図書館で借りる不埒な読者で、今になって欲しいと思いましたが《中世を旅する人びと》はもう手に入らないようです。
最近はどうなのかなぁ……次代を担ってくださるような存在が、あらわれているかどうかすら、よくわからないくらい不勉強な自分です。