1945年、スペイン、バルセロナ。古書店店主の息子であるダニエルが、父親に連れて行かれた「忘れられた本の墓場」で出会った一冊の本こそ、謎の作家フリアン・カラックスの手による幻の小説だった……という出だしで、わたしは導入部からグイグイ引き込まれたんですが、どうも「導入部のダルさを感じない」ことについては人一倍らしいので、ここのところは話半分で聞いてください。というか、実際にこの本を購入した我が配偶者の人がいうには
「導入部はダルい」
そうなので……。えええー。「忘れられた本の墓場」、いいじゃん! 最高なのに!
と夫婦喧嘩(違)に発展しそうな意見の相違を呑みこみつつ、上巻読了。
すごくおもしろいですけど、主人公が思春期の若者なので、いかにも男性向けの展開ですね。クララといい、ベアといい、ヌリアといい……謎めいた美女多過ぎてハァハァします。いやまぁその。だってみんなすごく魅力的なんだもの。男の子ってズルイよな!←なにか間違っている批難な気がしますが、まぁそれもその。
ところどころでフェルミンがとばしまくる警句が気がきいていて素敵なので、じっくり読みたいんですけど、先が知りたくてついトバしてしまいます。
下巻はじっくり読もう。と、今、決意だけはしました。頑張ります。
風の影 上
著者名:カルロス・ルイス・サフォン(著)
木村裕美(訳)
出版社:集英社
出版年:2006.07
ISBN :4087605086
