2006年07月31日

読了メモ:お縫い子テルミー

 流しの仕立屋が主人公、という惹句にそそられて購入、さらりと読了。
 表題作と「ABARE・DAIKO」の二作品が収録されています。

 表題作は、あまりピンときませんでした。お裁縫関連の雑念が邪魔で! だって、布を買ったその足でファミレスに行き、そのまま裁って縫い始めちゃうのですよ。自分のものを縫うんだから好きにすればいいんだけど、そういうことする人が、お金をとって人のものを縫うということが、承服しかねるのです。

 お裁縫に関しては、自分は頭が固いのではないかと思いました。余分なとこにひっかかり過ぎ。

 で、惰性で読んだ「ABARE・DAIKO」の方。こっちは、お裁縫シーンが出てこないせいか、雑念もわかず、楽しく読めました。
 主人公は飄々とした小学生で、夏休み、「留守番のアルバイトをします」という貼り紙をこっそりしてみたところ、依頼が来て……という話。
 なにかどろどろしたものが身体の中に……というあたりは妙な迫力に満ちてるし、最後にオッチンと他愛のない悪戯をたくらむあたりは爽やかに笑えて、なかなか。
お縫い子テルミー
著者名:栗田有起(著)
出版社:集英社
出版年:2006.06
ISBN :4087460509
posted by うさぎ屋 at 21:13| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説
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07/31 お縫い子テルミー
Excerpt: 流しのお縫い子として生きるテルミーの心の揺れを描く、芥川賞候補作を収録
Weblog: ■うさぎ屋本舗|Yufuko Senowo Web Site
Tracked: 2006-08-09 17:27