2006年07月21日

読了メモ:ブレスレス・ハンター 1

 HJ文庫の創刊ラインナップです。

 ずーっと昔、ベテラン作家さんから、「ノベルスで売れるのは「復讐もの」、家族だの恋人だのを殺されて孤独になった男がひたすら復讐という正義を掲げて悪いやつをやっつけるの。これ最強。(要約)」というお話をうかがったことがあるのですが、なんとなく、そのことを思いだしました。
 そういえば、ライトノベルのレーベルから出ているものにも(とくに男の子向けのレーベルには)、けっこう「復讐もの」って多いかも?

 しかしこれは、まず妹を失い、ついで両親もばたばたと消されて孤独になった少年が、じゃあ復讐に身を任せるかというと、そんな単純ではないのでした。かなり捻られています。その捻り具合が、なかなかおもしろいわけです。
 それだけに重い話で、爽快感とかは低めかな? って感じですね。

 ちょっと、キャラクターが固いかなぁ、と思うのですけど、それもこの作品だからなのかな。固いっていうか……なんだろう、すごくこう、一本気というか、一途というか、ベクトルがまっすぐで一方向でわかりやすいというか……。説明しているうちに、自分でもワケわかんなくなってきました。ううう。
ブレスレス・ハンター 1
著者名:葛西伸哉(著)
出版社:ホビージャパン
出版年:2006.07
ISBN :4894254352
posted by うさぎ屋 at 02:57| Comment(2) | TrackBack(1) | 小説
この記事へのコメント
 うーん、これ、読むのきつかったです。
 なにしろ主人公が迷うだけならまだしも周囲に流されっぱなしで何がしたいんじゃーって感じなのと、魅力的なヒロインがいないってとこで私の地雷ふたつ踏んでますし。ストーリーのためにキャラクターを配置した観がありありで気持ち悪い。
 それでもこのヘタレな主人公が何をどう決断するのかなーとか興味がわかないこともないんですけど、ねぇ。苦行ではあります。
 作者のやってみようという姿勢は評価しますがそれと話が好みかどうかは別問題なのでね。(やりようが少々あざといくらいわかりやすいのもちょっとイヤ)

 趣味があえば面白いと思うひともいると思うんですけど。
Posted by OCHIKA/LUNA at 2006年07月21日 12:36
 そうですねぇ、たしかに「ストーリーにキャラが奉仕する」タイプの物語かと思います。
 そのぶん、わかりやすくなっているわけですから、若年齢層の読者に配慮した結果なのかもしれません。

 まあ、合わない人には合わないですよね。……ってなことをいいはじめると、どんな作品もそうなんですけどね。
Posted by うさぎ屋 at 2006年07月22日 00:40
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07/20 ブレスレス・ハンター 1
Excerpt: 妹が死んだ…愕然とする優毅たち一家を訪れた妹の同級生は、既に人間ではなかった!
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Tracked: 2006-07-26 01:12