すべて、ひらがなで書かれているのだけれど、すごいすごい。流石の感覚としか、いいようがないのですよ。
唯一、違和感があったのが、「ぱんてぃ」かなぁ。
どうやら女の子の視点で書かれているらしき詩に登場するこの語だけが、わたしをがっかりさせて、ああ、谷川俊太郎氏をもってして尚、こえられない壁なのか、と思いました。
大げさな。と、自分で自分につっこんでしまいますが、まあせっかくの機会なので書いておきますよ。
わたしが信ずるところでは、ですね。
女の子(とくに小学生くらいまで)が穿く下着は、「パンツ」なのです。「ぱんてぃ」なんて呼んでしまうのは、男の人だけだと思うのです。
だってね、母親がお風呂を出た娘にむかっていう台詞は、「ほら、おなかが冷えちゃうわよ、さっさとパンツ穿きなさい」だと思うのですよ。ここで「ぱんてぃ穿きなさい」とはいわないと思うのですよ。
いう人もいるかもしれないけど、少数派だと思うのですよ。
すると当然、いわれる側の女の子も、それを「パンツ」と認識するわけですよ。そうやって育っていくと思うのですよ。
統計とったわけじゃないから「思うのです」としかいえないけど、思うのですよ、強く!!!
そういうわけで、どうにもやるせない気分になったわけでした。
変なとこにひっかかって、力説してしまいましたが、その一語以外は完璧でした。すばらしかったです。一家に一冊。
はだか 著者名:谷川俊太郎
出版社:筑摩書房
出版年:1988.07
ISBN :4480802754

祖母はずろーすといっておりましたが、母はしょーつといっておりました。わたしはぱんつといいます。