2006年05月25日

読了メモ:グリフィンの年

 先日いただいた、『グリフィンの年』も、シリーズ前作につづけて読了。

 いやぁ、おもしろいなぁ。
 わたしにとって、DWJは「愛する作家」というのではないのですが(愛してるのはマキリップとかね)、議論の余地なく「うまい、すごい!」作家なのです。
 ときに、それは力押し過ぎませんか、と思うような部分もあります。でも、それをそのまま押し切って平然と物語を大団円にみちびくその手腕。シビレます。カッコイイです。さすがDWJ、ほかの誰にもこれはできまい! と心の中で快哉を叫んでしまう。そんな作家なのです。

 シリーズをつづけて読んだので、前作の彼が今回はこんな風に成長して! といった、シリーズ物ならではの楽しさもあって、いやー、仕事と関係なく、読んでよかったなー、と思います。

 話は、前作の巡礼事業の結果、人材を消耗して疲弊した魔法大学が舞台。支配的(しかし有能)なケリーダ学長が引退して、アホとしか思えない(無能過ぎて親近感がわくかもしれない)魔法使いや、威張ることしか教わっていない魔法使いや、……でいっぱいの大学に、型破りの新入生が複数入学し(含む・グリフィン)、さあどうなるの!? というお話。笑いあり涙あり混乱あり家族愛あり暗殺者ありドラゴンありロマンスあり。ありありで、楽しめます。
グリフィンの年
著者名:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
     浅羽莢子
出版社:東京創元社
出版年:2003.08
ISBN :4488572049
posted by うさぎ屋 at 19:39| Comment(5) | TrackBack(1) | 小説
この記事へのコメント
最近DWJの新刊(とはいえ最初期の作品)「ウィルキンスの歯と呪いの魔法」を読みましたが、あいかわらず、いや最初からDWJだなあという感想をもちました。

ところで、グリフィンではないですが、じっとあなたを見続けるように見えるドラゴン「ドラゴンイリュージョン」ってのがおもしろかったので、付け足しておきます。
http://www.grand-illusions.com/opticalillusions/dragon_illusion/
Posted by 高橋ま at 2006年05月29日 21:17
 初期の作品はDWJっぽさが薄めなのかと、『詩人たちの旅』を読んだときに思いましたが、あー、いや、あれはあれでやっぱり充分にDWJか……。
 べつにマンネリというわけではなく、むしろ毎回思いがけないことをやってくれるのに、それでもしっかりDWJマークの小説なんですよね。すごいです。

 そのドラゴンは、プリントアウトして作成したことがあります。はじめ、作り方を誤解していて、ぜんぜんついてこないのも作ってしまいましたが……。
 かわいいなぁ。
Posted by うさぎ屋 at 2006年05月29日 23:58
『ウィルキンスの歯と呪いの魔法』では、すべてほうり投げても不思議ではないのに、頼まれたことは(いちおう)果たすよう努力する、起こったことの責任をとることをあきらめない、などの主人公の強情な性格がDWJらしいなあと思ったのでした。
Posted by 高橋ま at 2006年05月30日 07:46
二度貼りしてしまい、すみません。
Posted by 高橋ま at 2006年05月30日 07:47
 ああなるほど、『詩人たち〜』も、キャラクターがなにをどう見てもDWJなんですよね。ストーリー展開は、いつものDWJよりもずっとドッシリ一本道なんだけど。

 ダブりは消しておきますね。お気になされませぬよう!
Posted by うさぎ屋 at 2006年05月30日 11:01
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05/25 グリフィンの年
Excerpt: グリフィンに王子、ドワーフと、今年の新入生は問題児揃い!?『ダークホルムの闇の君』続編
Weblog: ■うさぎ屋本舗|Yufuko Senowo Web Site
Tracked: 2006-06-17 17:14