いやぁ、おもしろいなぁ。
わたしにとって、DWJは「愛する作家」というのではないのですが(愛してるのはマキリップとかね)、議論の余地なく「うまい、すごい!」作家なのです。
ときに、それは力押し過ぎませんか、と思うような部分もあります。でも、それをそのまま押し切って平然と物語を大団円にみちびくその手腕。シビレます。カッコイイです。さすがDWJ、ほかの誰にもこれはできまい! と心の中で快哉を叫んでしまう。そんな作家なのです。
シリーズをつづけて読んだので、前作の彼が今回はこんな風に成長して! といった、シリーズ物ならではの楽しさもあって、いやー、仕事と関係なく、読んでよかったなー、と思います。
話は、前作の巡礼事業の結果、人材を消耗して疲弊した魔法大学が舞台。支配的(しかし有能)なケリーダ学長が引退して、アホとしか思えない(無能過ぎて親近感がわくかもしれない)魔法使いや、威張ることしか教わっていない魔法使いや、……でいっぱいの大学に、型破りの新入生が複数入学し(含む・グリフィン)、さあどうなるの!? というお話。笑いあり涙あり混乱あり家族愛あり暗殺者ありドラゴンありロマンスあり。ありありで、楽しめます。
グリフィンの年 著者名:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
浅羽莢子
出版社:東京創元社
出版年:2003.08
ISBN :4488572049

ところで、グリフィンではないですが、じっとあなたを見続けるように見えるドラゴン「ドラゴンイリュージョン」ってのがおもしろかったので、付け足しておきます。
http://www.grand-illusions.com/opticalillusions/dragon_illusion/
べつにマンネリというわけではなく、むしろ毎回思いがけないことをやってくれるのに、それでもしっかりDWJマークの小説なんですよね。すごいです。
そのドラゴンは、プリントアウトして作成したことがあります。はじめ、作り方を誤解していて、ぜんぜんついてこないのも作ってしまいましたが……。
かわいいなぁ。
ダブりは消しておきますね。お気になされませぬよう!