※ダメ人間過ぎて、以下の引用元にリンクするのを忘れていました。12:50頃追加しました。すみません、すみません。
対して日本では、2000年当時40億にすぎなかったネット書店の本の売上が、現在400億円と10倍の規模になりました。額で言うと360億円の増加になります。対してリアル書店側では、23926億円あった売上が22078億円に落ち込んでいて、1848億円のマイナスとなっています。つまりリアル書店はネット書店の売上増加分の5倍もの売上を落としているという計算になります。
これはどういう事か。現在の日本のリアル書店の不振は、ネット書店との競合が本質的な原因なのではなく、それ以上に自分自身の抱える問題点が原因で、消費者の支持を失いつつあるということになります。ということは、淘汰されるにせよ、ネットによる駆逐とは言いがたいという結論になりそうです。
本屋のほんね 2006-04-25
具体的な数字で見ると、身に迫ってきますね。ネット書店の売上が10倍って、すごい。
わたしのまわりの「本を読む人たち」を、入手方法で勝手にわけてしまうと、
- 本屋で新刊を買う。
- ブックオフなどの新古書店で買う
- 図書館で借りる
- 友人に借りる
1と2が買う派、3と4が借りる派。書店店頭でまだ手に入る本に関してだけ考えてみます。
2は、ほんの数年前までは、そんなに主流派ではなかったと思うのですが、昨今は「新刊書店で買うのが馬鹿らしくなって買えない」と豪語する知り合いもいて、わりとあなどれない気はします。条件は「活動圏内に大規模新古書店がある」こと。
3は主婦層、あるいは女性に顕著な傾向であるように、わたしには見えます。出費だけでなく、物が増えることにも敏感な人たちでしょう。条件は「活動圏内に図書館がある」こと。
4はおもに学生さん。条件は、「日常頻繁にリアルで会う読書仲間がいる」こと。
どれも人間関係や生活圏などの「リアルの条件」に大きく左右されるっぽいです。ただし、2はオンラインサービスが出てきて、やっぱりあなどれません。
で、1ですが、これがさらにリアル書店派とネット書店派に分かれるわけで、前者の条件は「活動圏内に使い物になる書店がある」こと、後者は「インターネットが使えること」かな?
そう考えると、リアル書店の売上が落ちる理由は、
- ネット書店の勃興。無理して「活動圏外」まで本を買いに行かなくてよくなった。
- よほどの大規模書店でないと店頭に在庫できない本も、ネット書店なら楽々検索。
- 人気マンガ新刊なども、早い時期に新古書店で買える。
- 図書館のネットワークや予約システムが磨かれて、ベストセラー本も(気長に待てば)読める。
活動圏内に使える本屋がないマニア、近所に新古書店ができた住宅地の住民、図書館ネットワークで本を遠くから呼ぶ魔法を身につけた人々。などが、「この何年かで、リアル書店からほかの方向へ流れていった購買層」の、わたしが具体的に想像できる範囲かな?
昔は「近所の本屋」になければ、たまに遠出して大きな本屋で買うか、どうしても欲しければ取り寄せをたのむか、……で買っていたものが、今はネット書店で検索→クリックで買えてしまうんですから、「近所の本屋」が「使えない」と思ったら、もう行く理由がありません。本のエキスを浴びに行くくらいしか。
というのは「本買いまくりマニア」視点での話で、雑誌とたまにベストセラー、実用書……という買い物しかしない「一般客」には関係のないことのようにも思えます。すると、街の本屋さんの売上が落ちていくのは、「雑誌とたまに〜」のお客さんが減っていることにも関係しそうな気がします。
ほんとに減ってるのかどうかは知りませんが、一般的な雑誌ならコンビニで買えるので、コンビにに流れちゃうのかな、とも思います。
もちろん、都心など、いい条件のところに住んでいれば別ですよ。今日は丸善、明日は三省堂、明後日はリブロ、以下延々と略。いいなぁ。本のエキスを浴びまくりですね。羨ましい。
はげしく話が妄想方面へ逸れました。結局、なにをどうすればいいのかは、一介の書き手であるわたしにはわかりません。でも、街から本屋さんがなくなるのは寂しいのです。本屋さん頑張れ。
ただ、ネット書店はたしかに10倍に伸びたかもしれませんが。
ネット書店が360億円の増加、リアル書店が1848億円の減少。360-1848=-1488。
全体としては、360/1488=0.24193548、24%減ですか?
たぶん「昔は本を読まなかったけど最近は読む」人より、「昔は本を読んだけど最近は読まない」人の方が多いんでしょう。死んでいく老人の方が、生まれ育つ若者より多い国ですしね……。
逆に、米国ではなぜリアル書店の売上がそんなに伸びているのかが知りたいです。なんでだろう?
あと、上の話とはぜんぜん関係ありませんが、ホビージャパンのHJ文庫、7月1日に創刊が決まったようですね。
昨日、知りました。知り合いの作家さんがラインナップに入ってます。みんな仕事して偉いな〜。と思いました。
ああ、原稿書かないとなあ。

本屋さんの匂いって好きなんですよ。枯れ葉の森みたいで深呼吸したくなります。図書館の匂いはちょっと違いますよね。
でも、考えてみたら私も本屋さんに行かなくなっているんですよ……。たぶん、「行っても(捜している本は)ないだろうな」と思ってしまうからなんです。ディープな本読みほど、書店で頼んだ本は半月来ないことを知ってるわけですよね。だからネットでポチしちゃう。でもホントはやっぱり本屋さんで買いたい。匂いも良いですし。なにか、ネットにないプラスアルファみたいなものがあればなあ、と思いますね。本のソムリエとか、相談出来る町の読書ステーションになるとか……言うは易し、ですが(^_^;)
>みんなはみんな、自分は自分と言うことで〜〜。
私もカタツムリのように匍匐前進中です……。
今日の地震で、いい感じに雪崩が発生しかかっておりまして、いったいどうすれば……。へたにつつくと、すべて崩れそうなのです。困った。
ふつうの「町の本屋さん」は、人手もないし、なかなかプラス・アルファのサービスをするのは難しいでしょうねぇ。でも商売というのは厳しいもので、プラス・アルファをなんとかしない限り、やはり先細りになっていくしかないんだろうな、とは思います。
我が家の近所の書店さんはチェーン店なのですが、そこも徒歩圏に三軒もあったのが、今は一軒しかないので(そもそも徒歩圏に三軒あったことこそが、なにかの間違いとしか思えなかったわけてすけども)、難しいなぁ……。
徒歩圏に本屋さんがあるって羨ましいですね〜。
そういえばe-honとか本屋タウンみたいなネット+書店のサービスはどうなんでしょうか。あれは本屋さん的には利が薄い、とも聞きましたが。
震度6は凄いでしょうね。本の山どころか、へたすると本棚自体が傾くのでは?
うちは最近、人形がころがり落ちると震度3認定です。とほほ。
随分前のブログに対してのコメントになってしまうので躊躇しましたが、この手の疑問は情報が得にくいので、お答えしてみようと思いました。
通常、本が出版されて書店に並ぶには、もう一つ会社を通す必要があります。
戦後行われたGHQの黒塗り教科書を作った機関の名残で、取次と言われる会社です。e-honと本やタウンは本屋さんのネットサービスではなく、この取次会社のサービスです。
つまりe-hon・本やタウンでお買い物をする、という事は本屋さんから見れば自分達の土俵外で勝負が行われてしまう事になり、簡単に言えば売り上げは一銭も本屋さんに入りません。
そして売り上げですが、商品(本)の手取り配分は
出版社:5割 取次:2.5割 書店:2.5割
かなり乱暴な計算をしましたが、おおよそこんなもんです。
本屋さんは、1冊1000円の商品の情報を手に入れて、考えて仕入れて、POP作って、店頭に並べて、ブックカバーや包装をして、ようやく250円の売り上げとなるのですが
取次は、出版社から書店に本を「よいしょ」と運ぶだけで250円です。
この利益率で考えると、本屋さんは一度売上赤字を出すと、そこから黒字にするのが半端なく大変な商売であると想像できるかと思います。
最後にブログ本題の書店の売上減少原因について一書店員の考えを出させてください。
原因は、
「情報収集を目的とする資料購入が減少したため」
全般的にネットによる情報開示が進み、企業・政府のデータも書籍を必要としません。
この手の書籍は専門書というジャンルになり、1冊3000円以上なので本当の意味での「本屋の収入源」だったのですが…時代には逆らえないですね。
残念ですが、全国の本屋さんはもっともっと減っていきますよ。
文章がまとめきれず長文になりました、大変失礼しました。
e-hon や本やタウンなどで本屋さんに売上が入らないことは、はじめて知りました。
それはひどいなぁ……。書店を通すんだからそれなりに利益配分があって然るべきではないかと思います。
専門書はたしかに高い=売上減が響きそうですね。ゼンリンの地図なども、その仲間でしょうか? あれも最近、書店さんで見かけづらくなった気がします。