そしてファウード・オナラ作戦バカらし過ぎ! 吹きました。
というわけで、最新刊をゲットして読みました。毎回毎回、こう、エンドレス熱血でよく疲れないなと思いますが、このようなガス噴出シーンなども交えて、実はこまめに気を抜く部分もあるんですよね。こういうバランス感覚が、すぐれたエンターテインメント作品には必要なんだろうな、と思います。
それと、戦いに敗れた魔物が魔界へ強制送還されるというシステムも、実は、すごく効いてるんだなぁ、とようやく気がつきました。
少年マンガのこういったバトルものは、どうしても巻が進むと「かつての敵がなぜか味方に」という展開になり、まあ燃えもするんだけどマンネリにも陥りかけない危険な罠でもあると思います。
「どうせあいつらが助けにくるんだろ」
と読者に考えさせる隙をつくってしまいかねないからです。
でも、この作品の設定だと、本を燃やされた魔物はもう登場しないので(少なくとも今のところ。この先「魔界篇」などが用意されていたり、設定が変化したりすることがあれば、今の前提は崩れるわけですが)、ものすごくいいキャラだったのにもう登場しない……というのが敵味方あわせると多数いて、それが物語のリアリズムと緊張感を支えているのではないかと思ったりします。
雪だるま式にレギュラー・キャラクターが増え過ぎないためにも、有効な策ですよねぇ。うまくできてるなぁ。
金色のガッシュ!! 24 著者名:雷句誠
出版社:小学館
出版年:2006.03
ISBN :4091201245

なるほど、そういう観点は意識しませんでした。そういえばそうですね。1巻だったかの巻末に作者が「ガッシュの企画ができるまで」について「可愛いキャラが戦う」という初期アイデアを挙げていたので「殺し合いにしないための強制送還」だけかと思ってました。
それでも、基本的には小さいおともだち向けの読み物ですから、凄惨な殺し合いにしないというのが、本来の狙いだったんでしょうねぇ。いわれてみれば、たしかに。
増殖抑止は、福次効果ということになるのかな?