まぁそれはともかく、せっかく目が覚めたので、もう少しで読み終わるところまでいっていた『龍の文明・太陽の文明』を読んでしまいました。ははぁ、これは『照葉樹林文化』系の展開形なのですな。
読みやすく、おもしろい本ですが、いかにも新書らしく、ぱーっと流した感があるので、もうちょっとつっこんだ内容が読みたいなぁ、と思いました。参考文献は本文内に挙げられていて、巻末に一覧がないので、それがちょっと不便です。
いちばんおもしろかったのは、なぜ西洋がアニミズムを否定するのか、というほんとに最後のところあたりかな。もちろん、そこまでの積み上げがあった上でのことなのですが。牧畜の民にとっておそろしいものは天候……なるほどなるほど。
ただ、中国への危機感が露骨なのが、個人的には、こういう書籍に求めている姿勢ではないので、ちょっと読んでいて辟易しました。学問は学問として分離していてほしいというか……それもまた贅沢な話なのでしょうが。危機感自体は共感できるんですけど、もう少し筆をおさえてほしかったなぁ、と思うのです。
龍の文明・太陽の文明 著者名:安田喜憲
出版社:PHP研究所
出版年:2001.09
ISBN :4569617352

お読みになったのは、『龍の棲む日本』でしょうか。一昨年読んだ本なので、ずいぶん忘れてしまい、なんのために本を読んでるんだかホントわかんないなーと思うわけですけども。
http://usagiya.cside2.com/read/2004/009.html
なんとなく、年齢は近いのではないかと思っておりました。なぜでしょう……。そちらのブログの話題に、昔の雑誌の話があったからかな? そういうものが、世代を見分ける指標になるのかもしれませんね。