これこれ。こういう風に、典拠とか実例とかがビシッと示されているスタイルが、やっぱり読んでいて落ち着くのですよ。
中国では、もともと隠宅(=お墓)風水の方が盛んだったとか、すべての龍脈は崑崙から通じているとか、へぇ〜、なるほどなぁ、と納得。
図版も豊富で、眺めているとおもしろいです。たとえば、放射線状に、中央=低〜周辺=高、という向きに描かれた山並み、という地図の「様式」にも、「中華」な意識を感じてみたり。まんなかがエラく、すべてがそれに従う、みたいな。もちろん考え過ぎというより、こじつけなのでしょうけど。下=低〜上=高、じゃないんだなぁ、というのが新鮮。
曖昧模糊としていた「風水」が、ずいぶんわかったような……いや、わかったといっても、自分で地形が見られるわけではないし、専門用語もぜんぜん暗記できていませんが、それでも読む前よりはずいぶん「近づいた」と感じます。
風水講義 著者名:三浦國雄
出版社:文藝春秋
出版年:2006.01
ISBN :4166604880
