2006年02月15日

読了メモ:風水講義

 読了。明の時代に成立した『地理人子須知』にもとづいて、スタンダードな中国古来の風水のありかたから、その背景に流れる精神、文化的基盤をといた一冊。

 これこれ。こういう風に、典拠とか実例とかがビシッと示されているスタイルが、やっぱり読んでいて落ち着くのですよ。

 中国では、もともと隠宅(=お墓)風水の方が盛んだったとか、すべての龍脈は崑崙から通じているとか、へぇ〜、なるほどなぁ、と納得。
 図版も豊富で、眺めているとおもしろいです。たとえば、放射線状に、中央=低〜周辺=高、という向きに描かれた山並み、という地図の「様式」にも、「中華」な意識を感じてみたり。まんなかがエラく、すべてがそれに従う、みたいな。もちろん考え過ぎというより、こじつけなのでしょうけど。下=低〜上=高、じゃないんだなぁ、というのが新鮮。

 曖昧模糊としていた「風水」が、ずいぶんわかったような……いや、わかったといっても、自分で地形が見られるわけではないし、専門用語もぜんぜん暗記できていませんが、それでも読む前よりはずいぶん「近づいた」と感じます。
風水講義
著者名:三浦國雄
出版社:文藝春秋
出版年:2006.01
ISBN :4166604880
posted by うさぎ屋 at 14:19| Comment(0) | TrackBack(1) | その他の本
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02/15 風水講義
Excerpt: 中国本来の風水とは?スタンダードなテキストによる実際から、風水を支える世界観まで
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Tracked: 2006-02-19 16:27