「なんでここで典拠を示してくれないのかなぁ」
「ここに実例がないと説得力ないよ」
などという感想が、まず出てきてしまうので……そういう自分の否定的な見方を「まず保留する」という態度を身につけるまでに、一週間くらいかかりました。とほほ。こんな薄い本を読むのに、何日かかってるんだ! って感じです。200ページ未満ですよ。一段組みで。文字も小さくないし!
おもしろかったのは、さかんにバーバラ・ウォーカーを引用しているのに、そのバーバラ・ウォーカーの説について、乱暴だという評価も与えていることでしょうか。
バーバラ・ウォーカーの『神話・伝説事典』を買ってしまった身なので(あるいは「買って、シマッターッ!」とも申します)、ほかの本でもあの調子なんだろうなと想像にかたくないわけですが、だったら「文化人類学者のバーバラ・ウォーカーは」といかにも斯界の権威であるかのような書きかたをしなければいいのに……。
リンク先の書誌情報ページでわかるように、大アルカナだけを扱っているので、小アルカナまで期待していると肩すかしを食らいます。
数の原理で読むタロットカード 著者名:松村潔
出版社:星和書店
出版年:2003.10
ISBN :4791105141

なんというか、自分の主張に合うようにまわりをねじ曲げる勢い、に見えました。その勢いで、分厚い事典まで作っちゃうというのは、すごいパワーだとは思いますが……。