先日、読了未満メモとした『筑摩世界文学大系 1 古代オリエント集』。前半のメソポタミアだけ読んだと書きましたが、その中でも実はギルガメシュは飛ばしていました。なぜなら、文庫で買ってあったから。つまり、この本です。
叙事詩本編は、どうしても欠落部分が多くて「純粋にお話として」みると、うーん、という感じです。盛り上がるぞ、と思うシーンが、すぱーんと抜けちゃってたりしますし。まぁ古いものなので、いかんともしがたく。残っていて、しかも失われた言語なのに解読されているということの方を、スゴイと思うべきでしょう。
本書を読んではじめて知ったのですが、洪水伝説発見者である大英博物館のジョージ・スミス。1872年にこれを発見して一躍名をあげたあと、オリエントで現地調査を重ねるも、過酷な気候に身体が耐えられず、1876年には客死してしまわれたそうで……。たった4年かー。無念だったことでしょうね。
ギルガメシュ叙事詩 著者名:矢島文夫
出版社:筑摩書房
出版年:1998.02
ISBN :4480084096
