2005年12月22日

大奥 1

 前々から評判が高く、読んでみたいなーと思っていた『大奥』の第一巻を買ってみました。読んでみました。

 男性ばかり死亡する疫病の流行により、男女の人口比が極端に 女>男 となり、夫婦というシステムが崩壊した江戸時代の日本。その男不足のさなかに、子種をとるでなく、ただ三千人もの男を囲うことこそ、上様の至上の権力の証し……というわけで、男女逆転大奥物語。
大奥 1
著者名:よしながふみ
出版社:白泉社
出版年:2005.09
ISBN :4592143019

 うわ、これはおもしろいですね。

 単に「こういう疫病がはやったので男女が逆転しちゃいました」という世界を舞台にとって描くだけにしても、いい話だなぁ、と思える展開なのですが、一巻の後ろの方で見せる「ではなぜ、この世はかくのごとくあるのか?」という根本的な問いへのシフトが、期待を煽ります。
 いや、これは買ってよかったな。評判が高いだけのことはありました。二巻も期待しちゃいます。
posted by うさぎ屋 at 19:31| Comment(6) | TrackBack(1) | 漫画
この記事へのコメント
>ただ三千人もの男を囲うことこそ、上様の至上の権力の証し

えっ?この作品における「上様」は女性なんですか?それとも男性が男を囲っているんですか?
Posted by 子供相談室 at 2005年12月23日 18:17
 上様は女性です。家督を継ぐのは女性になっており、家柄がよい武家か羽振りのよい商家でもなければ、婿をとることができない……というくらい、男女比が極端になっているようです。
 婿をとれない女は遊里で「子種を買う」という設定で、要は吉原の太夫はぜんぶ男。すごいです。おもしろいですよー。
Posted by うさぎ屋 at 2005年12月23日 19:48
なるほど。かかる男性不足の世界において、上様(男性)が子孫繁栄ではなく自分の嗜好のみで男を三千人も囲っている、というな部分が権力の証なのかと…それではあまりに退廃的ですね(苦笑)
Posted by 子供相談室 at 2005年12月24日 08:50
 子供相談室さんとは漫画の趣味がわりと近いっぽいので、ぜひお読みください。と申し上げたいところですが、強くて強くて強くて(略)じゃないからなぁ……。でも、おすすめですー。
Posted by うさぎ屋 at 2005年12月24日 13:55
上様が「男」だったらちょっとキツかったですけど、「女」ならOKです(笑)

>漫画の趣味がわりと近いっぽいので、ぜひお読みください

ネットでこんな風に漫画の趣味の近い人にお薦めされるのって楽しいですね。私もなんかうさぎ屋さんにお薦めしたいな〜。ちなみに最近「苺ましまろ」の1巻に挑戦してみましたが、ちょっと無理でした。「よつばと!」はOKなんですが…
Posted by 子供相談室 at 2005年12月24日 20:46
 そうですねー。趣味が近い同士で勧め合っても、かならずすべて「気に入った!」とはならないと思うんですけど、でも、そこまで含めて楽しいですよね。なんだか。

「敵が強くて強くて(略」で硬派に重苦しい漫画を発見なさったら、すぐ教えてください。期待してまーす。
Posted by うさぎ屋 at 2005年12月25日 01:33
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「大奥 1」読了
Excerpt: 大奥 1著者名:よしながふみ 出版社:白泉社 出版年:2005.09 ISBN :4592143019 積読山脈造山中(うさぎ屋さん)のエントリで教えていただいた本。本屋さんで探したけれど見当たら
Weblog: 或るアウシタンの読書日記
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