ものすごくおどろきました
今まで、そこで平になる少女向け文庫って、「アニメ化された」タイトルだけだったんですよ。それと、BL。新刊も、一冊ずつ入るか入らないか、どうかすると二週間から一ヶ月くらいして、チェーン店舗同士で在庫をやりくりした結果、出てきましたよ〜、みたいなタイミングでようやく店頭に並ぶ感じだったんです。
どうしちゃったんでしょう……。いや、すごく嬉しいですけど、わたしとしては。
流血女神伝喪の女王 2 著者名:須賀しのぶ
出版社:集英社
出版年:2005.11
ISBN :4086006669
というわけで、買ってきて読みました。
今回のポイントは、あとがきでした。作者みずから、「エドとくっつくと思ったのに!」という読者の悲鳴を認めてくださって、たいへんすっきりしました。すっきりしましたが、もう遅いって……そそそそれはやはりもう期待しても駄目ということですか。
まぁ、なんていうか、なんていうかですよ。大変なお話でした、いつに変わらず。
しかし女神伝は猛烈におもしろいし、「くっつくと思ったのに!」と女性ファンが悲鳴をあげるくらいなので、ラブ方面への傾斜が希薄で、男性にもすすめやすいのですが、巻数が多過ぎて、すすめてもビビられてしまうんですよねぇ。まぁいいから騙されたと思って『帝国の娘』前後編を読みたまえ! ってな感じなのですが。

あのあとがきを読みましたが、著者は個々のキャラのことより、歴史上のキーマンとなるキャラの運命を細かく描くことで、大きな歴史の流れを書きたかったのかなあと思ったのでした。
コバルト文庫でそれって、すごいことなんじゃないかなぁ、と思ったりもします。
特に売れるものを書いてきた実績がある人には、あまり縛りがないのかも。
須賀さんの担当をつとめておられるかたが、つきあいが長くていらっしゃるのであれば、最初からラヴは諦めておいでなのではないかと思ったりもしますが。
作家というのは、よい気分ならよりいいものを書くのではないかと、編集者は思ったりするかもしれません。
まあ、須賀さんはキルゾーンでもそうですが、明らかに愛だけではないというところが持ち味ですね。
いい気分にさせるのも、重要なスキルだと思いますー。これも難しいことですよね。