2005年10月17日

読了メモ:翠の稜線、金の夢

 近所の書店さんに、めずらしく『マリ見て』以外のコバルト文庫が入っていたので、おお、こういうときこそ買わねば! と、買って参りました。金蓮花さんの書かれるものを読むのは、久しぶりです。
翠の稜線、金の夢
著者名:金 蓮花
出版社:集英社
出版年:2005.09
ISBN :4086006383

 相変わらずキャラクターが華やかに美しく、小説世界全体を構築する言葉は、あたかも夢の伽藍を空へ組みあげていくようです。うっとりしながら、一気に読み上げてしまいました。
 西欧の騎士が、大恩ある貴婦人のために不老不死の秘薬を探すべく東方へ赴くという設定で、時代ははるかに遡るものながら、異世界ではなく現実と地続きの空間で展開する「不思議」と「神仙」の物語であり、東西の文化のやわらかなせめぎあいを描いてもいる、そんな作品でした。
posted by うさぎ屋 at 00:15| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説
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翠の稜線、金の夢
Excerpt: 不死の秘薬を求めてヴェネツィアから崑崙を目指す騎士を救ったのは、ふしぎな少年だった
Weblog: うさぎ屋本舗
Tracked: 2005-11-03 18:20