2008年09月29日

献本御礼:ブライトノミコン、翔竜雷撃隊

 東京創元社さまより『ブライトノミコン』、谷甲州さまより『翔竜雷撃隊』をご献本いただきました。いつもありがとうございます!

『ブライトノミコン』は表四によれば「二日前のことだ。ぼくは死んだ。」……ってシュールな物語の模様? 〜ノミコンというと当然アレとか連想してしまうわけですが。タイトルの前半は、物語の舞台となる土地、ブライトンの名からきているのかな。

 そして谷さんのご本は〈覇者の戦塵1944〉シリーズです。このシリーズを読むとですねぇ、自分の歴史知識の不確かさにゲンナリしてしまうのですが、しかしいろいろな視点から「戦争」というものを考えることができるのです。補給とか、資源とか。それと、なんといっても理系の殿方がかっこいいんですよ!(ミーハー)
ブライトノミコン

著者名:ロバート・ランキン(著)
圷香織(訳)
出版社:東京創元社
出版年:2008.10
ISBN :9784488529031
翔竜雷撃隊

著者名:谷甲州(著)
出版社:中央公論新社
出版年:2008.09
ISBN :9784125010519


 好きなシリーズでも、長くなると「本を読めない期間」にどうしても新刊の刊行がぶちあたり、それをきっかけに、脱落してしまうんだよなぁ。長いシリーズの途中で挫折しがちなのは、そういった傾向も影響しているでしょうね。

 今年はその「読めない期間」がえっらい長かったために、いろいろ脱落中です。
 以前は書きながら読めたんですけど、最近は、フィクションがねぇ……読みづらいんですよねぇ。なんでかなぁ。
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2008年09月27日

山が崩れた

 本の山が。通りすがりに、どかっと崩れたいちばん下から、見失っていた『チーム・バチスタの栄光』が出てきましたよ……。
 探してもみつからないので、諦めて、感想文を書くのをとばしたのですが……こんなところに!
 というわけで、今頃ですが更新しました。まだ上巻だけですが。せっかく三月の感想文に突入したのに二月に逆戻りで、自業自得とはいえ少々へこみました。

 仕事は来週中か再来週頭までに下巻の原稿を「入稿していいです」というところまでもっていって(用字の統一とか、重複表現、その他矛盾点がないかのチェックをします)、来週には出てくる上巻の再校を見て……とか、そんな感じにエンドレスでございます。

 サイトのトップを、新刊仕様にしてみましたが、まだ紹介ページをつくる余力はありません。せめて使わせていただいているカバーイラストをですね、刊行日が近づくにつれて本来の色調に戻せたらいいなと思っているのですが……。が、頑張ります。
 スタイルシートで指定していると、キャッシュの関係か、画像の更新がうまく反映されないことがあったのですが(過去の自分の体験で)、これを避ける方法はないのかなぁ。そもそも、そういう現象がよく起きることなのかどうかも、よくわからないのですが。

 そのほか近況は……えーと、はてなハイクの方に書いたのですが、西郷信綱氏が亡くなられたそうで……。去年だったか、まだかくしゃくとしておられるというお話をうかがったばかりだったので、まだまだお元気でおられるとばかり思っており、ひとかたならぬ衝撃を受けました。
 そういうわけで、読みかけていたマキリップの龍追い人は置いておくことにして、わたしにとっての初西郷信綱体験だった『古代人と夢』を本棚からひっぱり出して来て読み返しております。
 これを読んだときに、この人の本はもっといろいろ読まなきゃ! と思ったはずなのに、ほとんど読めてないんだよなぁ……。
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2008年09月22日

読了メモ:東方の黄金

 姉が突然「布教用」とプレゼントしてくれました。そこまでされたら読まねばなるまい。ディー判事シリーズはいずれ読んでみたいなと思っていたので、渡りに舟です。

 唐代の地方行政官(と、いってしまっていいのかな)、ディー判事の若き日の最初の推理ということで、任地に赴くところから始まっているのですが、仲間と酒を酌みかわしての出立、街道で突然襲ってくる自称・義賊など、心躍る展開で楽しませてくれます。
 ハイクにも書きましたが、この襲撃事件で判事が髭の始末をするシーンがおもしろくて。たしかに髭は邪魔だろうなぁ。
 美髭公として有名だった関羽(唐代より昔の人になりますが)も、さぞ邪魔だったろうと思うのですが、まさか二つに分けてうなじで結んだりはしないだろうなあ、と思うのです。
東方の黄金

著者名:ロバート・ファン・ヒューリック(著)
和爾桃子(訳)
出版社:早川書房
出版年:2007.09
ISBN :9784150018047
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2008年09月21日

献本御礼:はいいろの童話集

 いつもいつもありがとうございます、東京創元社さまより、ご恵贈いただきました。
 読む気満々なのにまだ一冊たりとも(!)読めていないラング童話集、今度は灰色です。読みたいなあ。
はいいろの童話集
著者名:アンドルー・ラング(編集)
出版社:東京創元社
出版年:2008.09
ISBN :9784488018610

 読書のペース、遅くなり過ぎですよね。もう感想文書くのはほんとうに諦めて、ただ読む人になってはどうかと思わなくもないです。

 まあ、頑張ります。ていうかまずゲラ頑張ります。頑張ってます……今、二周目です。一周目で見落としていたのがボロボロ出てきて、嫌になります。なんでこんなにアホなのか!
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2008年09月19日

読了メモ:同日同刻

 八月に気になってカートに入れた本が届いて、じわじわ読んでるので、どうも「八月ネタ」が多いわけですが……太平洋戦争初日ならびに終戦前の十五日について、さまざまな資料から多角的に「その日、その場所で、いろいろな人物が考え、見聞きし、語り、書き残したこと」を取捨選択して構築した一冊。

 取捨選択しているのが、あの山田風太郎なので、冷徹に事実を並べている部分がほとんどなのに、非常におもしろいです。読みごたえがあります。
 一部は、はてなハイクの方に(今、このブログの右側にブログパーツで表示してあると思います)引用し、コメントをしてあるので、そちらをご覧ください。

 結びに使われた大佛次郎氏の文章がものすごく、ものすごく、いいのですけれど、これはここに孫引用するより、機会があればお読みくださいという感じです。引用された大佛氏の文章は、朝日新聞のために書かれたもののようです。
同日同刻

著者名:山田風太郎(著)
出版社:筑摩書房
出版年:2006.08
ISBN :9784480422477


 上の本とは関係ありませんが、近況。

 幻冬舎コミックス様の新刊・刊行予定のページにタイトルが載っているようなので(コメント欄で教えてくださった高橋まさん、ありがとうございます)、ここでも告知を。
 十月末に、久々のオリジナル新刊『翼の帰る処(上)』が出るようです。(上)というからには(下)もあり、これは翌月刊行予定で準備を進めているところですが、まぁそのなんです、頑張ります。上巻の方は、現在著者校正中です。

 イラストは、去年の『鋼鉄三国志 呉書異説』に引き続き、こときさんにお願いしました。『鋼鉄〜』のときのイラストが非常にこう、ストレートに「いいなぁ!」という内容だったので、是非またご一緒にお仕事させていただきたいと。こころよくお引き受けいただいたのですが、わたしの原稿が遅くてえっらいお待たせしましたスミマセン。
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2008年09月18日

献本御礼:お隣の魔法使い 4

 篠崎砂美さんからお送りいただきました、いつもありがとうございます!
 不思議と日常が交錯するすてきなファンタジーのシリーズ、第四巻です。これ、子供が好きなんじゃないかと思って、今はシリーズ一巻を読ませてます。「おもしろい」といってました。子供より先に三巻を読むのが、母の目下の野望ですよ。

 ずいぶん前にお送りいただいたのですが、ご紹介しそびれていることに、ついさっき気がつきました。
 もうほんとにね……遅くなりまして、スミマセン。人としてどうなの、と自分で思います。
お隣の魔法使い〜語らうは四季の詩

著者名:篠崎砂美(著)
出版社:ソフトバンククリエイティブ
出版年:2008.09
ISBN :9784797350548

本家サイト感想文一覧 63870 篠崎砂美
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2008年09月17日

献本御礼:ここは魔法少年育成センター 4&5巻

 久美沙織さまより、お送りいただきました。ありがとうございます!

 エニックス(当時)の EX NOVELS から始まったシリーズが、版元を変え、レーベルを変えてまだつづいているのは、すごいことだと思うんですよ。なにげないようでいて、かなり難しいので。
 一冊目が出たのが2002年ですから、もう6年か。

 なんかもう自分以外の同業者のみなさまが偉大に見えてしかたがないですよ。
ここは魔法少年育成センター 4

著者名:久美沙織(著)
出版社:ソフトバンククリエイティブ
出版年:2008.08
ISBN :9784797348675
ここは魔法少年育成センター 5

著者名:久美沙織(著)
出版社:ソフトバンククリエイティブ
出版年:2008.09
ISBN :9784797350647


 自分の仕事は、ただいま上巻のゲラが届いたところです。来週戻しです。そのあと再校をやったら、たぶん著者の仕事は終わり……じゃないかと思います。早く楽になりたいのですが、つづけてまた下巻の校正があるのです。うひょー。
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2008年09月12日

テレプシコーラ 第2部-1

 買わなきゃと思いつつ、たまたま本屋に行っても見かけなかったり、ありそうなところに行ったときは他の本ですでに荷物がいっぱいだったりで、結局ネット書店での購入となりました。バレエ漫画の第二部です。
 ヒロインの六花は16歳になり、ローザンヌに挑戦するところ。

 相変わらず読ませるなぁ。展開がこまかく「次はどうなるの」と読者に思わせるつくりで、うまいな、と。つくづく感じ入りました次第。
舞姫(テレプシコーラ) 第2部1

著者名:山岸凉子(著)
出版社:メディアファクトリー
出版年:2008.07
ISBN :9784840122504
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2008年09月11日

坂道のアポロン 1

『羽衣ミシン』や『光の海』が気に入ったので、同じ作家さんの別の作品に手を出してみました。今度は連作短編ではなく、長いお話のようです。
 舞台は少し昔……なのでしょうか。ちょっと検索してみたところ、60年代、60年代後半、70年代……という各種の記述がありました。どれが正解なのかはともかく、やはり「少し昔」のようです。
 わたしは1966年生まれ。ですので、60年代後半はまだ幼児、70年代でようやく児童という感じで、さすがに60年代の風俗はよくわかりません。

 主役は繊細な少年で、都会から転校して来て周囲の注目をあびるところから話が始まります。同じクラスに先生も手を焼く天衣無縫の存在がいて、これと偶然遭遇し、なりゆきで友だちになってしまうという展開。ここにほんのり初恋の香りも混ざって、いやぁ、若いってイイネ! と。
 あと、音楽の要素もありましたね。これからどうなっていくのかなぁ。

 巻末には読み切り作品「種男」が収録されています。これはあれだ、なんとなく初期のあの人の小説を連想する……えーと……ほら。ああ名前が出てこない!(のたうつこと数分) ……川上弘美さんだ! 息切れするほど考えた!
 いやそれはともかく、なにかこう、非現実に半歩踏み出した不思議感が、そんな感じです。
坂道のアポロン 1

著者名:小玉ユキ(著)
出版社:小学館
出版年:2008.04
ISBN :9784091316707
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2008年09月10日

ワンピース 51巻

 あやうく書き漏らすところでした。奇想天外な海賊漫画、ONE PIECE も、51 巻です。早いな……。

 前回、船出したかと思ったら人魚をめぐるトラブルに巻き込まれたルフィたち「麦わら」海賊一行、たこ焼きに腹をふくらませて、魚人島へ行く準備をするためシャボンディ諸島へ。そこは海軍本部が「すぐそこ」という海賊にとっては危険な領域で、しかし同時にすべての新人海賊の登竜門というか関門というか、ある程度生き抜いて名をあげて賞金がかかった海賊一味は皆ここを通るという場所。しかも、800年前に世界政府をつくりあげた王たちの末裔が、特権的な地位を得て我が物顔に支配し、それを怒らせてはならないという……。

 もう「ああ、じゃあルフィたちが怒らせるんだ!」と、わかっちゃう展開ですが。
 この場合、直接的に怒らせるのは、ルフィでなくても同じというのが、この作品のポイントなんだろうなぁ。仲間のやったことは、皆で責任とる。皆で頑張る。仲間だから。
 で、実際には誰がナニしちゃったかというと、それは読んでのお楽しみということで。
ONE PIECE 巻51

著者名:尾田栄一郎(著)
出版社:集英社
出版年:2008.09
ISBN :9784088745633
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2008年09月09日

読了メモ:影の棲む城

 ビジョルドで上下巻は、読みはじめる時間帯が悩ましいのです。何度も「読もうかな」と思っては、「いや、今から読むと徹夜になる、絶対! 駄目!」と自分を律してきたのですが、本日ついに

「こんなに眠いから(三時間しか寝てなかった)、昼寝前に少し読もう」

 などと、気の抜けた炭酸のようなことを考えたわたしが甘かったッ! ものすごく眠いのに、やめられませんでした……。結局、昼寝できませんでした。フラフラします。大丈夫かわたし。

 今回の主役は前作で活躍したお姫様のお母様、なわけですが、社会的にはすでに「終わった」存在と看做されている彼女が(夫を亡くし、一時は狂気に陥った、高貴な身分の中年女性という設定です)、そんな現状に苛立って、巡礼の旅に出るというお話。
 身分を考えれば水戸黄門ごっこもできそうなものですが、展開はもっとハードです。ビジョルドだからね。
 そして途中で読むのをやめるのも困難です。ビジョルドだからね!

 いやー、結構なものを読ませていただきました。疲れて眠いけど、最高に面白かったです。
影の棲む城 上

著者名:ロイス・マクマスター・ビジョルド(著)
鍛治靖子(訳)
出版社:東京創元社
出版年:2008.01
ISBN :9784488587048
影の棲む城 下

著者名:ロイス・マクマスター・ビジョルド(著)
鍛治靖子(訳)
出版社:東京創元社
出版年:2008.01
ISBN :9784488587055

本家サイト感想文一覧 63870 ロイス・マクマスター・ビジョルド
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2008年09月08日

読了メモ:隠された証言 日航123便墜落事故

 八月になると毎年思いだすことがいくつかあって、終戦と原爆投下はもちろんなのだけど、もうひとつ。
 この事件を思いだします。JAL123便の墜落事故――1985年のことだから、もう20年以上前の事件です。夕食時だったか、臨時ニュースとして飛びこんできた、日航機が行方不明という報せに、当時なにを思ったか。
 今となっては、もう昔のこと過ぎてよく覚えていないのだけれど、どうして「不明」なんだろう、みつかってしかるべきではないのか、機影はレーダーである程度把握できていたのではないのか? と、不思議だったことを覚えています。
 奇跡といわれた四人の生存者の救出は、ただテレビを見守るしかできない視聴者にとって、嬉しいことでした。

 後になって、歌手の坂本九さんが乗り合わせていたことが報じられたのにも、おどろかされました。昔はもっと文化(なんて大上段にかまえた言い方をするのもどうかと思うけど)が均質で、流行歌といえば年齢を問わず「誰でも知っていて口ずさめるもの」でした。坂本さんが活躍なさったのはその時代だったし、だからわたしも「とくに強い思い入れがなくても知っていた」、自分のものとして体感していた……そういう歌を歌ってらした歌手だったのです。

 満員の乗客と乗員520名の命を奪ったその事故の原因は、もちろん、すでに調査され尽くしているのだと思いこんでいました。
 それが、毎年思いだすたびにネットでふらふらと情報をあさっているうちに、事故調査委員会の出した結論はおかしいのでは? と素人目にも感じられるようになってきました。

 というわけで、当時から調査にあたっていた元日航パイロットが書いた、というふれこみの本書を買ってみました。

 本書の大部分は「事故調査委員会が主張するような『急減圧』はなかった」ということを立証するために費やされています。かなり念入りに説明されているので、本書を読んでもなお事故調査委員会が出した結論を信じる気にはなれないでしょう。
 あれだけの、史上最多の死者を出した飛行機事故の原因が、未だうやむやのままに終わっていることに、愕然としました。
 本書に登場する、恋人を亡くした女性の言葉を借りれば、彼女のたいせつな人を含む大勢の人が亡くなって、それで空の安全がよくなったというならまだ許せるけれど、少しもそうではない。どうして、と叫びたくなる――そんな気もちになります。

 今ならネットを通じていろいろな資料が流出しそうな気もするな、というあたりに時代を感じますが、それよりも、こんなに前から日本という国は内部告発でしか不正を正せなかったのか、という点が、ショックでした。なんとなく、内部告発で不正が発覚するのは最近の潮流のような気がしていたのですが、そうではなかったのですね……。
隠された証言

著者名:藤田日出男(著)
出版社:新潮社
出版年:2006.07
ISBN :9784101293516
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2008年09月05日

献本御礼:山が崩れます

 机の上に「これはほんつなブログに書かなきゃ」とか「長文感想を書かなきゃ」という本を積み上げていたら、だんだんモニタが見えなくなってきました(実話)

 それでもなんとか見ていたのですが(かたづけろよ! 的な状況で)、推敲をデスクトップ機で始めたところ、本格的に破綻したので、横に避けました……。さあこれでますます本を見失いやすくなったぞ!
 というわけで、見失う前にまたご紹介を。

 まずは、太田忠司さんよりいただきました『予告探偵』の続刊です。ありがとうございます。
 「予告状を勝手に送りつけては謎をとくと宣言する」探偵が主人公のシリーズ、五作が収録されています。太田さんも働き者でいらっしゃいますよね……。

予告探偵−木塚家の謎

著者名:太田忠司(著)
出版社:中央公論新社
出版年:2008.08
ISBN :9784125010458


 働き者といえばこの人でしょう! の、ゆうきりんさんからもご本をいただいております。いつもありがとうございます。

ぱんほー!

著者名:ゆうきりん(著)
出版社:ホビージャパン
出版年:2008.08
ISBN :9784894257610


 それで机の上はきれいになったかというと、そうでもなく、現在は精選版日本国語大辞典の2と3が載っています。これいいんだけど、引くの大変なんだよね……一回、足の上にケースを落としただけで、打ち所が悪かった足の薬指に傷が! ……という頑丈な造本なので、躊躇せずがつがつ使ってますが。
 ケースでこれなので、本体を落としたらどうなるのか。

 とりあえず、十月刊の本文は入稿いたしました。といっても、これからまだゲラが戻って来たりするので、出版までは遠い道のりです。二ヶ月連続刊行なので、早め早めに作業を進める心づもりで。下巻の方の原稿にも手を入れないと……いつになったら暇になるんでしょうか?

 わたしは働き者ではないので、息切れしております。
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2008年09月02日

まとめ読み

 三日くらいかけて読んだのですが、書き忘れていたので一気に。

 書店のレジカウンターの奥に並んでいたので、新刊ですか? と店員さんにきいたら、新刊ですよ〜、といわれたのでそのまま購入。な、なんか千雨さんとツーショットの時間が長いんですが! 長いんですがッッ!
 わたしは千雨さんがかなり好きなのに、なんなんだこの歓迎すべきなのか微妙だという気分は……。
 だってほかの子も好きなんだもん。ネギくんモテ過ぎるというか、作者さんが「かわいい女の子」を描くのがうま過ぎるというか。
魔法先生ネギま! 23

著者名:赤松健(著)
出版社:講談社
出版年:2008.08
ISBN :9784063840216

『銀魂』は、息子が従兄弟に強烈にすすめられて、欲しいというので買いました。買ってしまってから、夫に「その本、買ったことあるんじゃなかったっけ?」といわれ、エッとびっくり。読んでみると、『銀魂』にはまったく覚えがないのですが、巻末のデビュー作には異様に記憶が……。えええ。なんでだ。巻末だけ読んだのかしら。
銀魂 第1巻

著者名:空知英秋(著)
出版社:集英社
出版年:2004.04
ISBN :9784088736235

 これも書店さんで発見。本屋さん万歳! これ、前にジャケ買いしたら当たりだった、『二の姫の物語』と同じ作者さんの、同じ傾向の漫画では? ってわけで、早速購入。ふだん、こういう古代中国風の漫画を描いていらっしゃるわけではないので、リアル書店で見かけていなければチェック漏れしているところでした。
 で、今回のお話もかなり素敵でしたことよ。行きがかり上拾ってしまった胡人の奴隷と一緒に、王宮内では虐げられつつ、強く賢く育っていくお姫様の物語です。なんでも願いをかなえるという千年に一度咲く花にかけて、「せんねんのはな、せんねんのはな」とおまじないを唱える子供時代が、かわいらしい。しかし展開はハードです。
女王の花 1

著者名:和泉かねよし(著)
出版社:小学館
出版年:2008.08
ISBN :9784091320094

 で、本屋に行くと続刊を購入する決まりになっている、SOUL EATER ですが……アニメよりずいぶん遠くまで行きました〜。しかしアニメ素晴らしいなぁ。先週放映分の「いつもと違うエンディング」の演出が、むっちゃよかったです。今週は元に戻ってたけど、あのエンディングになったときは、「やられた!」と思いました。
ソウルイーター 8

著者名:大久保篤(著)
出版社:スクウェア・エニックス
出版年:2007.01
ISBN :9784757519220

 これは、ほんつなの新刊チェックで買い漏らしていたことが発覚しました。藤田さんの新刊が出ていたなんて! いつの間に! わたしが頭の中遠くにぶっとばしてたあいだにかッ! ……そうみたいです。
 今回は、お伽噺を素材に使っていて、装丁デザインもその路線を踏襲。いい感じです。
 今のところ、とり扱われたのは「鉢かづき」と「三匹の子豚」といったあたり。
月光条例 1

著者名:藤田和日郎(著)
出版社:小学館
出版年:2008.06
ISBN :9784091214201

 えーっと、これはたしかこちらで「今一番面白い」と勧められていたので、どんなもんだろうと買ってみました。たしかに頭脳戦だけどバトル描写もすごいですね。これからどんどんえげつなく(残酷に)なるのかなぁと思うと、ちょっと続刊どうしようと悩んでしまいます。
 ブラック頭脳戦部分は非常にいい感じです。ブラフのかましかたが素晴らしい。
嘘喰い 1

著者名:迫稔雄(著)
出版社:集英社
出版年:2006.09
ISBN :9784088771465

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2008年09月01日

読了メモ:トランクの中の日本

 TV(NHKスペシャル)で放映された「解かれた封印 〜米軍カメラマンが見たNAGASAKI〜」を見たあと、写真集が出ているんじゃないかと検索し、購入した一冊。
 著者(訪日当時、軍での階級は軍曹)は、真珠湾に奇襲をかけた卑怯な日本人に憤りを覚えて軍に入った、いわばスタート地点では「愛国心に燃えた青年」でした。しかし日本人を攻撃する機会はないまま、降伏したというニュースを知らされて、写真撮影の任務を与えられたそうです。味方が上陸する様子を撮影するところから彼の仕事は始まり、個人的な写真を撮りたくて、タバコと交換に日本で自分のためのカメラを購入した……その個人のカメラで撮影した写真群が、この写真集におさめられています。

 比較的平穏な光景を伝える写真から、有名な「焼き場に立つ少年」まで、さまざまな写真がありますが、著者の中に生まれた「敵国人も、人間なのだ。かれらにはかれらの平穏な暮らしがあったのだ。戦争がそれを奪った。戦争とは、自分が正義と信じていたものとは、なんだったのか」という心の揺れが、ひしひしと伝わってくるかに感じられました。

 こんな風に爆心地をまわって、彼自身は大丈夫だったのだろうかとドキュメンタリーを見ながら案じていたのですが、番組中で明かされたように、彼もまた後年、被爆が原因と思われる症状に悩まされることになったとか。
 原爆開発中の実験でも、なにも事実を知らされないまま多くの兵士が被爆しているそうですが、なんでそういうことになるのかと。ほんと、人間てどうしようもないよなと思わされます。

 でも、個人的に写真を撮り、ひそかに持ち帰り、ずっと封印していたものを日の光に晒し、原爆は善であったとする世論にこれらの画像を突きつけたオドネル氏のような人がいる限り、やはり捨てたものでもないかと――その代償として、彼は世間の中傷にさらされ、家族は崩壊したのですが。それでも、自分が撮影した被爆者との再会を果たせたのは、彼がトランクを開けたからなんですよね。

 去年、氏は亡くなったそうですが、本書のあとがきには、自分が死んでも写真を見、この本を読んでくれる人がいる限り、伝えつづけることができるだろう、とあります。どうかこの本が長く、語り継がれますように。版元様、よろしくお願いします。
トランクの中の日本

著者名:ジェニファー・オルドリッチ(著)
ジョー・オダネル(写真)
平岡豊子(訳)
出版社:小学館
出版年:1995.05
ISBN :9784095630137

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