2007年01月30日

読了メモ:ヴィクトリアン・ローズ・テーラー五巻

 これも昨日読んだんですが、まえの二冊を読んだあと、探していたので時間がかかりました。
 まえの二冊は去年、ネット書店に注文かけてあったのですが……実は同時にたのんだピラネージの本の手配に時間がかかって、一ヵ月以上たってまた「遅れます、別送にします」という連絡が来たのに、それでも在庫有りの文庫本のステータスがずっと発送準備中。で、ピラネージの注文を取り消して様子を見たら、やっと発送しますステータスになったので……届きました。こちらの一冊だけは最新刊で、近所で買えたので、去年買ってあったのですよ。ずーっとあいだの二冊が届くの待ってたのですよ!

 というわけで、待ってたあいだにあやうく行方不明になりかけた五巻も、無事に読むことができました。
 シャーロックは撃ったり撃たれたり忙しいですね! でもクリスに惚れてるから許します(なにを)。手袋は脱いでおくように! 次からはそうするんだ!(力説)

 今回のゲストキャラその1の、パトリシアお嬢さま……ああ、こういう子いるだろうなぁと思わされる造形で、すごい! と思いました。すごいですが、あんまり同席したくないタイプです。
恋のドレスは明日への切符

著者名:青木祐子(著)
出版社:集英社
出版年:2006.12
ISBN :9784086008655

 すいません、長文感想滞ってます。余暇を投入して自己満足書き下ろし短編書いてるので、感想文まで手がまわらないのです。遅れてすみません。……困るのは自分もなんですけど。ああ、七冊もたまっちゃったよ……。

 本家サイト感想文リスト 63870 青木祐子
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2007年01月29日

読了メモ:ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 3〜4巻

 大人買い万歳。二冊まとめて読みました。乙女爆発中です。最近、乙女系ではない方に心が動きがちだったので、いきおい、読了メモも乙女乙女しくない方向にはしっていましたが、久々に乙女ぎゅんぎゅんです。いやぁ、良いです。焦らし具合がたまりません。
 とくに四巻(『カントリー・ハウスは恋のドレスで』)は、すごかったです。シャーロックがひとりで懊悩してるシーンとか、どうすればいいんでしょう、って感じです。
 どうすればといえば、三巻の「ぼくは幻だよ」も、読んでいてどういう顔をしていいかわからなくなって困りました。こそばゆい! でも素晴らしい! どうすればイインダー! みたいな。まあ読んでるときの自分の顔のことは、あんまり考えたくないですよね。うむ。

 イラストも素敵ですね。四巻のカバー絵のシャーロックなど、もういいからクリスを連れてさっさと駆け落ちしたまえよ、ん? と背中をドーンとどつきたくなります。もちろん、クリスの方へどつきます。基本です。
恋のドレスと薔薇のデビュタント

著者名:青木祐子(著)
出版社:集英社
出版年:2006.06
ISBN :9784086007948
カントリー・ハウスは恋のドレスで

著者名:青木祐子(著)
出版社:集英社
出版年:2006.10
ISBN :9784086008310

 本家サイト感想文リスト 63870 青木祐子
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へうげもの 二〜四巻

 キタキタ大人買い! というわけで、『へうげもの』の2、3、4巻をまとめてドーンと買いました、読みました。面白いなぁ。
 ものの見かたがこう、斜めからって感じで。それでいてストレート。変な説明ですが、そんな印象の作品です。

 舞台は戦国時代の日本、主人公は織田家に仕える古田佐介。彼がこう……おのれの物欲に正直なキャラクターで。
 物欲といっても、「なんでも欲しい」というタイプではなく、「自分がこれぞと思ったものだけ欲しい」タイプであって、その「これぞ」の前には武功を立てて立身出世しなければという武士として当然の欲求も吹き飛んでしまいがち……いやこれではイカン! と思い直すものの……という、「個人の嗜好の遍歴」が描かれています。
 時代の趨勢は信長、光秀、秀吉……に流れたあたりまで、四巻で到達。本能寺など、よく知られた歴史上の展開もまた、かなり捻った解釈のもとに演出されていて、う〜ん、こう来たか! と唸らされました。

 去年、清原なつの氏の『千利休』を読んだせいもあって、ああ、あそこのあの一件が、こっちの漫画ではこうなってるのか……と多角的な視点から眺めたような気分になれるのも、個人的には興味深いです。信長の設定なんか、真逆ですよね……清原版信長は、あくまで「部下に下賜しやすいもの」として名物茶道具をとらえていたというクールな設定ですが、こちらの信長はむしろ名物が象徴するものに入れこみながら価値観を作り上げていく、クールはクールでも「Coooooool!!!」とか、そんなタイプ(どういう説明だよ……)。

 いやぁ、面白いです。続刊が届くまでに、一巻を三回読んだくらいですが、ラヴ成分とか乙女成分とかは、ほとんどありませんので、どういう同志に勧めればよいのか不明です。
 ん〜、「洒落のわかる人」向け、かなぁ……。
へうげもの 2

著者名:山田芳裕(著)
出版社:講談社
出版年:2007.01
ISBN :9784063725124
へうげもの 3

著者名:山田芳裕(著)
出版社:講談社
出版年:2006.08
ISBN :9784063725452
へうげもの 4

著者名:山田芳裕(著)
出版社:講談社
出版年:2007.01
ISBN :9784063725759
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2007年01月28日

献本御礼:チャリオンの影(上・下)

 東京創元社様にいただきました。ありがとうございます〜。
 ビ、ビジョルドのファンタジー! 上下巻! これは寝る前に手を出してはいけない本だということがわかっているわけですが、だからといって午前中に手を出すと一日丸潰れって予感もするわけで……どうすればいいんでしょう。

 いつ読もう……が、頑張ります。
チャリオンの影 上
著者名:ロイス・マクマスター・ビジョルド(著)
     鍛冶靖子(訳)
     鍛冶靖子(訳)
出版社:東京創元社
出版年:2007.01
ISBN :9784488587024
チャリオンの影 下

著者名:ロイス・マクマスター・ビジョルド(著)
鍛冶靖子(訳)
鍛冶靖子(訳)
出版社:東京創元社
出版年:2007.01
ISBN :9784488587031
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2007年01月27日

読了メモ:〈幻獣降臨譚〉2、3巻

 一巻の『聞け、我が呼ばいし声』からずいぶん間があいてしまいましたが、〈幻獣降臨譚〉の続刊を二冊まとめて読みました。

 キャラクターが多くて名前を覚えきれず、ちょっと混乱しました。巻頭にキャラ紹介があるので、そこを見れば解決するんですけど。

 いやぁ。でもね。なんといっても。
 とにかく光焔! 光焔がかわいい! ほかのイケメン全員を押しのける勢いで、光焔! 偉そうで態度悪くていつも眠いなんてツボです、ツボ! しかも仮の姿が黄金の狼ですよ。参った!
 どうやら来月には続刊(講談社のサイトだ発売予定を確認したら、2/5に『猛れ、吹き荒ぶ沖つ風 幻獣降臨譚』がラインナップされてます……あっ、まだ前の巻も手に入れてないのに、榎田尤利さんの新刊も出るのか!)出るようなので、また光焔に会えるのを楽しみに。……でも近所には入らないかもしれないなぁ。遠征するか〜。
吠えよ、我が半身たる獣

著者名:本宮ことは(著)
出版社:講談社
出版年:2006.08
ISBN :9784062558983
繙け、闇照らす智の書

著者名:本宮ことは(著)
出版社:講談社
出版年:2006.11
ISBN :9784062559126

 本家サイト感想文リスト 63870 本宮ことは
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去年読んだファンタジーとか

 毎年参加しているトラックバック企画用のエントリを、ようやく本家サイトにアップしました。63870 2007年 このファンタジーが良さげ・・・@うさぎ屋本舗

 しんどかった……。
 そんなにファンタジー読んでないだろうから楽勝、と毎年思うのですよ。そして一覧(2006年はコレ)を見て、いかん、いくらなんでも、3タイトルってことはなかった、と知るわけです。

 3作くらいしか読んでなければ、自動的にそれが該当するから、楽ですけど。でも、悩むくらい「これぞ」というファンタジーに出会えたことを思えば、その方が幸せというものです。

 去年出たファンタジーで、自分的に「読みのがしてるな〜」と思うのは、マーティンの〈氷と炎の歌〉新刊でしょうか。このワタシが! ハードカバーを買ってまで追っていたシリーズだというのに!
 なんで激しく出遅れてるのかというと、本気で本の置き場所に困っているからです……。ううう。
 とかいって、今日もまたオンライン書店から文庫本の束が入った箱が届いていては、なんの解決にもなりませんが。

 しかも、年明け早々、感想文をためてしまいました。現在のラグが三冊、文庫本の束に手をつけたらすぐに増えるに決まっています。頑張ります……いろいろと。
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2007年01月25日

読了メモ:崖の館(再読)

 ひょっとすると「知る人ぞ知るカリスマ」なのかもしれない、佐々木丸美氏の館ものミステリが創元推理文庫から再刊。年末から探していたのだけど、近所には入荷しなかったようなので、これも大きめ本屋さんで入手。

 たしか二十歳前くらい(だったと思うけど、自信なし!)のころ、姉の本棚にあったこの本(ハードカバーだった)を読んで、ペダントリーに満ちたキャラクターたちの会話にすっかりやられました。とくに哲文くんのツンツン具合に!

 何回か読み返したほど気に入っていたのですが、続編にはガッカリした(正直に告白すると、作中での哲文くんの扱いの悪さに……。過去に数多の作品のヒロインに向けて「なにヨロメイてんの、アンタには※※様がいるでしょう!」と心で絶叫したのと同様、「アンタには哲文くんがいるでしょう!」とページのこちら側でジタバタしたことしか記憶にありません)ので、その後も一作めだけ読み返していたほど。
 それが再刊されたとあっては、手に入れないわけにはいくまいて!

 内容は(トリックも犯人も含めて)ほとんど覚えていたわけですが、いま読むと、おばさんの立場がせつないなぁ〜。年代的なものでしょうね。当時は断然ヒロインに感情移入していたのだけど。

 文学少女属性がある人には、オススメです。少し昔の萩尾望都氏の漫画の感性がお好きなかたにも、合うんじゃないかな〜。
 頭がよくて理屈っぽくて冷淡で冷静な従兄弟に萌える属性がある人にも、オススメ……。
崖の館

著者名:佐々木丸美(著)
出版社:東京創元社
出版年:2006.12
ISBN :9784488467012
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テレプシコーラ 10巻(第一部完)

 第一部完。

 なんとも言いがたい展開。なにをコメントしてもネタバレになってしまう〜。うーん。
 一応、若干長めになった感想は、リンク先に書いておきました。

 第二部が開始される時期は決まってるのかな、と思って検索してみたところ、春にはまた連載が始まるようですね。どんな話になるのかなぁ。
舞姫(テレプシコーラ) 10

著者名:山岸凉子(著)
出版社:メディアファクトリー
出版年:2007.01
ISBN :484011661X

以下、できるだけネタバレを避けつつダラダラとした感想
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2007年01月24日

へうげもの 1巻

 今日は久々に大きめの本屋さんで本のエキスを浴びてきました。人間、たまには「本屋浴」が必要ですよね! そして大きめ本屋といえば、気になるシリーズものの第一巻など既刊刊行分を並べるスペースがあるからチェックしてゲット! が定番なわけです。売れ筋新刊は近所に入るからいいのです。

 というわけで、前から読みたい読みたいと思っていた『へうげもの』の第一巻を無事に入手しました。
 興味あったんですけど、一巻がなくて……でも知り合いにきいたら「なかなかオススメ」という手応えの返答があったので、ずーっと探してたのでした。大きめ本屋さん、ありがとう! でも初めて行った本屋さんなので、棚の法則がわからなくて苦労しました!

 舞台は日本、戦国時代、武士としての立身出世を考えながらも、自分の趣味嗜好と物欲にどうしても正直な男、古田左近を主人公に据えた漫画。
 絵もいいんですが(ときどき、うわ、と思うような構図があります)、ネーム(※漫画の中の文字要素)がうまい!  かなり惚れました。
  この
 「ズドギュッ」
  とした異様な
  迫力はなんだ……
 (p.117)←推定。ノンブルほとんどないので、数えました。憑かれました。

 ズドギュッ! ほかにもいろいろ、ここぞという場面でドキューンとくる表現が。はわ〜、2巻から先も大人買いしてくればよかった〜。……こういうこと、このブログに何度書いたかわかりませんね。学習しないというより、これがわたしの本質、これぞ個性! ビバ! と思いこむことにします。
へうげもの 1

著者名:山田芳裕(著)
出版社:講談社
出版年:2005.12
ISBN :4063724875
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ツンデレ搭載テレビ……

 昨日はちょっと都会めの場所に行きましたが、本屋さんに寄らずに帰りました。
 勝ったような負けたような、不思議な気分です。

 帰宅後、たまりにたまったニュースサイトのRSSをだらだら流し見ていたら、表題のものを紹介する記事を発見しました。
 たとえば使い始めた当初は、テレビのチャンネルを変えようとすると「チャンネル変える気?」「ちょっと、見てるんだからチャンネル変えないでよ」などとツンツン。しかし使用時間が増えてくると「チャンネル変えるね〜」と快く応じてくれるようになる。「成長するナビゲーションはおそらく世界初」(同社)。ただし、せっかく仲良くなっても長期に渡って電源を入れずに放置していたりすると、再びツンツンに戻ってしまうらしい。


 ちゃんと「ツンデレ」とはなにか、の説明もありますが、それはこのブログをお読みのみなさんは当然ご存じの基礎知識と存じますので、敢えて引用しません。お読みになりたい場合は、リンク先へ。

 成長する……から連想して、なんとなくポケットピカチュウの機能が万歩計からワンセグテレビのナビゲーションに変化したようなものかな、と納得してみましたが、例にあげたものがいけませんでした。
 万歩計もセットされていて、たくさん歩くとツンデレさんにプレゼントできる、ああそうか電気ね電気! と変な方向へ納得が進んだ結果、妄想が突っ走ってしまい、自分の駄目さに嫌気がさしました。
 たとえば、充電しようとすると、
「お礼なんか言わないわよ! バッテリが足りなくなったって、困るのはアンタなんだからね!」
 と、ツンツンなりのお礼の言葉を言ってくれるとか。むしろデレの想像が難しいですね。どれくらいデレデレさせてよいものか。

 もうやめようよ自分。
 どうせなら、同じカテゴリのニュースで、「世界最小ヒューマノイド「i-SOBOT」登場」に反応すればいいのに。
 でも、こっちはこっちで、リカちゃんが着ているかわいい服に目が釘付けですよ。モモリータさんの服かなぁ、とか思っちゃうわけです。どんどん駄目ですね。

 まあ、元が駄目なんだから、しかたないですよね。

 ロボットで思いだしましたが、息子が『週刊ロボザック』の創刊号を手に入れました。
 そしてさっそく、息子ひとりでは組み立てられないことが発覚し(そうなるだろうと思ってました! イヤな予言はなぜこんなに当たるんだ!)、夕食の支度を途中で投げて手伝う(というか、わたしが組み立てる)こと二十分(タッピングネジなんて大キライだ!)、でもまだ終わらない。このままでは夕食を食べられなくなるので、当面は作業順延。
『ロボザック』は、ほんつなにはデータがないのかな? みつかりませんでした。
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2007年01月22日

読了メモ:空の欠片

 文庫山脈のてっぺん近くに挟まった新書、バランスがあやうく感じてひっぱり出し、そのまま読んでしまいました。主人公は高校一年生の男の子、プラス「魂葬屋」を名のる彼以外には見えなかったり見えたりする少年と、その使い魔の猫(の姿をとっているけど、本質は人間の魂)、です。

 第2回C★NOVELS大賞特別賞受賞後、第一作……とのことで、新人さんらしい作品かな〜、と思います。ちょっと視点がブレていたり、ストーリーラインにも揺れがあるように感じました。ラヴ方面でもミステリでもオカルトでも、どの要素でもいいので「もうひと押し」あれば、と思います。
 でも、ユキのキャラクターが生き生きしていて、身近にいたら迷惑かもしれないけど憎めない、というあたりがキュートだし、読み終えたときに残る感じが、清々しいんですよね。ねっちゃり(どういう表現だ)してないのが、いいです。
 あとがきによれば、前作の続編も予定されているようです。
空の欠片

著者名:九条菜月(著)
出版社:中央公論新社
出版年:2006.11
ISBN :4125009597
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読了メモ:著作権とは何か

 どこかのサイトに著作権がらみのことを調べに行ったときに「この本が入門書としてオススメ!」と書かれていたのがきっかけで、購入してみました。

 読みはじめてみて、なるほど、と思いました。
 著作権についてのあれこれを説明する文章で、今までに出会ったなかでは、もっとも読みやすい! と断言してもいい内容です。たしかに(例によって、もうどこで紹介されていたんだかサッパリですが……)、入門書としてオススメです。
 テーマが明快なのはもちろん、それに沿って説く文章自体も調子よく、ときにはソツなくユーモアも交えて、しかし脱線し過ぎずに……と、素晴らしい仕事。

 ただ、ご本人も書いておられますが、隣接権あたりについての踏み込みは浅く、あくまで入門書として考えられた方がいいと思います。つまり「これだけ読んでおけば著作権についてすべてがわかる!」というものではありません。ただ、「これくらいは読んでおきたい」本だと思います。

 ネットにこうやって文書を公開することで、我々は「公衆に送信」しているのだということを自覚し、また自戒するために。そして著作権はべつに怖いものではなく、豊かな創作活動を産み出せる社会をつくるためのものだ、と考えるためにも。
著作権とは何か

著者名:福井健策(著)
出版社:集英社
出版年:2005.05
ISBN :4087202941
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2007年01月21日

皇国の守護者 参〜四巻

 やっぱり大人買いしたからには一気読みだよne!!(さっきと言ってることが違います)

 読んじゃいました。ああもう! もったいない!
 ちょっとは我慢したんですけどね、本を眺めていたら……眺めた時点で負け戦でした。

 なにがせつないって、巻頭に置かれている登場人物紹介がですね、味方ばっかり順に減っていくということでしょうか。扱っている内容が戦争(しかも退却戦の殿軍)ですから、しかたないとはいえ。
 虎もねぇ……減ったねぇ……。

 しかし、この展開は予測しなかったなぁ。
 導術兵に頼り過ぎなんでしょうね、情報の伝達手段が。虎と同様、導術兵もまだ試験的な配備という印象を与える説明があったと思うのですが(思ったより使えるな、とか)、だったら彼らを配備する前はどうしてたんだろう、と考えてしまいます。帝国側も、人間の伝令に頼っているようにしか見えないし。虎を馴らすくらいだから、鳩とか使いそうなものですが、寒過ぎて無理なのかな。
 などと、つい考えこんでしまいました。いやぁ、あまりにも「情報が届かない」ことが、せつなくて。

 読者としては、「情報が現場に届いていない」ことのもどかしさを、楽しめばいいんですけどね。楽しいって状況じゃないですからね……。
皇国の守護者 3

著者名:佐藤大輔(著)
伊藤悠(著)
出版社:集英社
出版年:2006.04
ISBN :4088770773
皇国の守護者 4

著者名:佐藤大輔(著)
伊藤悠(著)
出版社:集英社
出版年:2006.11
ISBN :4088771796
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2007年01月20日

皇国の守護者 弐巻

 1巻から少しあいだがあいてしまったのですが、どうも近所には入荷しそうにないので、ネットで買いました!

 龍はあんまり出てきませんよという事前情報を賜っていたので、そこはガックリしなくて済みました。
 そして虎が! 虎が! もう虎が素晴らし過ぎます、軍人さんなんて飾りに過ぎんのです!

 いや、やっぱり嘘。飾りじゃありません。みんな素晴らしい。
 帝国軍を指揮する姫将軍様も、カッコ良過ぎて悶えます。でも姫様、極寒の地でそのように御髪を風に遊ばせては、切れ毛抜け毛のもとというか、きっとこんぐらがってスンゲェことになると思うのですが……。ああ、姫様の御髪が気になってなりません。これは恋?(ここで「むしろ『変』だろ」、と突っ込んでくれる相方がいないので自分で書いておきます)

 姫様が、有能な敵将官の人物像に思いを馳せるところもよかったっす。合戦もの、違う、戦争ものは敵味方双方の視点で描かれる作品が少なくないですが、認め合う敵……つまり、こいつさえいなければ! と歯噛みするような相手同士が対面するシーンってのは、なかなかないんですよね。
 ちなみに、そのシチュエーションで真っ先に思いだすのは、谷甲州氏の『サージャント・グルカ』(→感想)かなぁ。軽機関銃の音で「あいつだ」と認識していた凄腕の射手「ではないか」と疑う相手と、捕虜収容所で出会った「かもしれない」ってシーンがありまして、これが燃えるんですよ! 力説!

 姫様と新城中尉……いや大尉は、対面することがあるのかなぁ。

 実は3、4巻も手元にありますよ。もちろん大人買いなわけです。ええ。何時間耐えられるか、自分を試験中です。できれば一日一冊……無理っぽいな〜。一気に読んでもいいんですけど、なんかもったいなくて〜。貧乏性?
皇国の守護者 2

著者名:佐藤大輔(著)
伊藤悠(著)
出版社:集英社
出版年:2005.09
ISBN :4088768612
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献本御礼:ビンテージ Macintosh

 著者の江下さんから、いただきました〜。ありがとうございます!

 すでに「前世紀」となってしまったMacの発売から、約十年ぶんの「初期型Mac」の写真とスペック一覧、そして昔のシステム及び名作定番ソフトウェア、さらにビンテージMacのメンテナンス法まで載っている渋い本です。
 思わず、自分が所持したことのある機種を確認しちゃいましたよ。
 写真がモノクロのみなのが、ちょっと勿体ないですね。カラーにしたら、本のお値段が凄いことになるんでしょうけど……。

 わたしはQuadra840AV(かなり究極の色物マシン)〜PowerMacintosh7200/90(義兄のお古)〜PowerMacG3Blue&White(いわゆる「ポリタンク」)……で、PowerBookG4、Macminiを今は使っております。
 Macを買ったらCGでしょう! てんで、SuperPaint を買った当時のバージョンが3.5だったかなぁ。この本でも紹介されていますが、ペイントとドローがひとつのソフトに統合されていて、とても使いやすかったです。……が、当時デフォルトのメモリ8MBでは、ちょっと大きい絵を描こうとすると表示されなくなってねぇ(遠い目)。その後、16MBに増設したはず。もっと増やしたかな。ちょっと記憶が遠過ぎてはっきり覚えていません。
 またお絵描きとかしたいんですが、メモリ増設してないMacminiじゃなぁ。
ビンテージMacintosh

著者名:江下雅之(著)
出版社:長崎出版
出版年:2007.01
ISBN :4860951778
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2007年01月19日

読了メモ:梁塵秘抄

 やっと読み終わった……や、薄い本なんですけど扱っているのが散文ではなく詩(というか、歌謡の歌詞のみというか)なので、小説のように前後の脈絡をとらえて読んでいけばOK! って感じではなく。

 著者の解釈や説明を読んでなるほどと思いつつ、そういう「教養」抜きにして、たぶん現代人ならではの語感や語彙の違いから来る「誤解」も見逃すことにして、あらためて詩句自体を見てみるとどうか? とか……そんな読みかたしてたら、えっらい時間かかりました。

 非常によく知られた歌ですが、やはり
遊びをせんとや生(うま)れけむ
戯(たはぶ)れせんとや生(むま)れけん
遊ぶ子供の声聞けば
我が身さへこそゆるがるれ(三五九)
(p.19)

 いい歌だなぁ、と思います。漠然とした「無常」というか、「無我」の境地に似たものを技芸(あるいは遊芸)の道に見出し、これが本分だと心の底から考えるのではなく感じてしまって、心より先に身体が動いてしまう、動かされてしまう、というような情景が浮かびます。勝手な解釈ですけど。

 もちろん、本書のキモである「教養」の部分もすごく面白いですよ。単に詩句だけがつづいていたら、読むのに時間がかかり過ぎて投げちゃうんじゃないかと思うのですが、一句ずつ時代の背景を、あるいはその後の展開を、または過去を、特定の個人を……と結びつけた内容が興味深いので、読み通すことができたと思います。
 とくに『梁塵秘抄』の撰者である後白河院の今様への傾倒ぶりなど、歴史の流れのなかにおける「今様」というか、……違うなぁ、「今様」を読んでいくうちに、それを集めた後白河院に意識が届き、時代がその後どう動いていったかに想到してまた時間がかかっちゃうというか……。奥深いので、覗きこむほどに底の暗さと遠さを知る感じ?

 や、読みづらい本ではないです! おもしろかったです。
梁塵秘抄

著者名:西郷信綱(著)
出版社:筑摩書房
出版年:2004.10
ISBN :4480088814
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2007年01月18日

ネギま! 17巻 & 結界師 15巻

 まだ学園祭が終わらない『ネギま!』ですが、一応、ラスボスとの戦いには持ち込んだ……と思っていいのかな。これが最後のボスではない、みたいな展開にならないだろうなぁ〜。

 相変わらず燃え燃えです。ちょっと困ったのは、まとめ読みしていた今までと違って「どのキャラが誰か、わからないことが、たまに……」って現象が生じたことくらいでしょうか。うーん。

 で、『結界師』の方ですが、息子(小学五年生)がハマりまして……今や母より熱心に新刊を読みたがっているかもしれません。

 気の強い年上の幼馴染みとの関係性に、かなり原作よりも力を入れている感のあるアニメの方も、それはそれは楽しみにしておりまして(息子が! ……や、母もちょっと。いえ、かなり)、年末年始の特番で潰れるたびに「またか〜」「今週もないの〜」と、すごいブーイングが巻き起こる我が家でした。それでいて、新年初回放送だった今週の月曜、時音ちゃんの「正月だからって休んでられないわよっ!」って台詞で始まるのはどうかと思います……休みまくってたじゃないすか! というのが視聴者の感覚なので。親子でツッコミ入れちゃいましたよ。画面に向かって。

 漫画の方は、前の巻で出てきた「黒い箱」から事態がどんどん進展して、この巻まるまる使ってまだ終わっておりません。墨村兄は、このまま現地に来ないで終わるのかなぁ。
魔法先生ネギま! 17

著者名:赤松健(著)
出版社:講談社
出版年:2007.01
ISBN :4063637743
結界師 15

著者名:田辺イエロウ(著)
出版社:小学館
出版年:2007.01
ISBN :4091208789
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献本御礼:夏星の子〈ファイアブリンガー 3〉

 東京創元社さまより、いただきました……。あああああ、ついに一巻を発掘できないうちに三部作の完結編が出ちゃいましたよ〜。とほほほ。ありがとうございます、ごめんなさい。

 いったいどこに消えたんだ!>一巻

 ユニコーンが主人公の、幻獣の世界を舞台にしたファンタジーだそうで、完結したという安心感もあるので、ぜひ一巻を発掘して読みたいと思います。

 現時点では、ほんつなにデータがないように思えるので、また気がついたらデータを入れますね。
(※2007-01-20:データ追加)
夏星の子
著者名:メレディス・アン・ピアス(著)
     谷泰子(訳)
     谷泰子(訳)
出版社:東京創元社
出版年:2007.01
ISBN :448801951X
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2007年01月15日

ノーマン 全二巻 秋田文庫版

 家人が急に買ったのです。

妹尾「わぁ、なつかしいなぁ。どうしたの急に」
 夫「読みたいから」←シンプル!
妹尾「読んだけど、ほとんど覚えてないや。月の話で、超能力者がたくさん出てくるんだよね」
 夫「ほんとうは短編が収録されてるのがいいんだけど、これしかないんだよな」
妹尾「再生能力のある将軍みたいな人がいたよね? それでさ……(ネタバレにつき略)」
 夫「そんなシーンあったっけ?」

 あったよ! 2巻の233ページに! 当時よほど衝撃をおぼえたらしく、コマ割りも構図も効果も、ほとんどページの絵面そのものを覚えてましたよ……。

 しかし、これだけのハーフトーンをほぼ線画で処理するというのは、大変な労力を必要としただろうなぁ。ああ、やりたい! カケアミしたい衝動がふつふつと! や、やりませんよ。やりませんけどね。
 それにしても、天性のストーリーテラーとは、まさに手塚さんのような人のことを言うのでしょうね。どこを切っても起承転結(っていうのも変だけど……)。

 1巻の坂口尚氏の解説は納得の内容なのですが、ネタバレなのは、懐古的に読み返す読者にはともかく(や、こまかい展開を忘れていたわたしにとっても、大いにネタバレだったのですけど!)、新規読者には哀しいものがあるのではないかと。……せめて、2巻の高千穂遥氏のものと差し替えられなかったのでしょうか。高千穂氏の解説の方は、あまり作品の展開自体にはふれず、在りし日の手塚さんはこのようなかたで、こんな逸話が……というものなので、1巻の巻末に置いてもネタバレにならないんですよ〜。
 そうそう、この漫画がなぜ『ノーマン』などという変なタイトルなのかも、高千穂氏の解説でわかりました。姉の部屋にあった単行本を読んだ当時から、なんでこんな題名なんだろうと思っていたのでした。
ノーマン 1

著者名:手塚治虫(著)
出版社:秋田書店
出版年:1995.05
ISBN :4253171257
ノーマン 2

著者名:手塚治虫(著)
出版社:秋田書店
出版年:1995.05
ISBN :4253171265
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2007年01月13日

読了メモ:神様のメモ帳

 ライトノベル系感想サイトのあちこちで評判がいいので、購入。ええと、記憶にある範囲で[booklines.net]、[まいじゃー推進委員会]、……ほかにも見たはずなんだけど10分考えても思い出せないので自分を見限りましたスミマセン。

 ニート探偵を標榜する引きこもりの女の子を中心に、ラーメン屋のまわりにたまってるニートさんたちの話です。ただし、「ニート」という言葉から連想される一般像とはちょっと違います。厳密な定義に従った「ニート」です。でも少佐はキッパリ学生だからオカシイのでは? と、いまこれを書きながら気がつきました! 読んでるあいだに気づけよ……>自分

 ニートさんたちは生きる目標を見失っている、いやハッキリいって目標などナイ! みたいな状況ですが、なんとなくわかるかな。その感覚は。読んでるあいだは同調できました。
 ただ、読み終えてみると、やっぱり「おまえらそんだけ技能あるんだからマトモに暮らせよ」と、思ってしまいますね。わーお、すごいわジョニー(誰?)、わたしも一般人だったのね!
 実生活は、かなりニートっぽいのにな〜。

『死者の代弁者』は読んだのが昔過ぎてもう内容を忘れかけてますが、これが翻訳SF作品のタイトルだと気がつく読者はどれくらいいるのかなあ。ティプトリーの方は、きっちり名前が出てるからイヤでもわかるでしょうけど。
 そういや『死者の代弁者』の別伝には、わたしが解説書いてるんでした。ここまで書いて思いだした……ヨロシク〜。でも読むなら『エンダーのゲーム』から。名作っす。短編も長編もそれぞれに。
神様のメモ帳

著者名:杉井光(著)
出版社:メディアワークス
出版年:2007.01
ISBN :4840236917
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2007年01月12日

皇国の守護者 1巻

 架空戦記だろうと思ってスルーしていました。高評価を見かけても「人気のある架空戦記なんだなー」と思うに留まっていました。漫画化され、単行本が書店に並んでいたのを見てはじめて「おや?」と思いました。だってカバーにでっかい虎が。……なんか思ってたような話とは違うんじゃないの?

 と頭の片隅でチェックを入れつつスルーすること一年以上、というか最近は本屋さんに行くたびに探していたのですが置いてないのでそれを理由にスルーしつづけて二ヵ月ほど。今日、『天空聖龍』を買いに行って、これを発見しました……『天空〜』の3巻はなかったんですけどね。エエ。もう……この気のもたせ具合とスカシ具合のバランス! なんかツボを心得た本屋さんだ!

 などという世迷い言はともかく、さっそく読んでみてびっくりです。虎どころの騒ぎではありません。ドラゴンが……龍が出てました、龍が! それも偉そうな! 思いっきりわたしのタイプな!
 なんで誰かもっと早く教えてくれなかったんですかーッ!? こういう設定だって!
 もはや軍人は眼中にありません。龍です龍。龍龍。

 いや、それは言い過ぎでした。反省します。
 有能だけど家格が低い軍人さんが頑張って戦う話は、ホーンブロワーを読んでいたころから大好きです。ストイックで自己批判が強いのも素晴らしい。ホーンブロワーはじめて読んだのって、高校生のころだったかな……二十年たってもストライクゾーンが変わっていないことが発覚し、それはそれで興味深いですね。
皇国の守護者 1

著者名:佐藤大輔(著)
伊藤悠(著)
出版社:集英社
出版年:2005.03
ISBN :4088767624
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読了メモ:イッツ・オンリー・トーク

 先日『海の仙人』を読んだあと、ほかにどんな作品を書いているのかなと気になったので、買ってみた一冊。短編集で、表題作の「イッツ・オンリー・トーク」と、「第七障害」の二作を収録。

 表題作の方は、誰とでもなんとなく寝てしまうという女性が主人公……なのだけど、冒頭からいきなりそういう展開かと思えば、そうはならず。彼女は躁鬱病で(躁も鬱も両方訪れているようだから、単相性の『うつ』ではないはず)、絵を描き、発症する前の貯金を切り崩しながら生きているという設定。

 いろいろと考えさせられる、「いい小説」だけど、これはワタシのための特別な本だという感じはなく、やっぱり「ファンタジーという名前の俺様」のように珍妙な、あるいは超常的な存在が出てこないと駄目なのかな、それもそれで自分ってなんだか偏ってないか? 今さらか。と、ひとりで疑念を抱いたり納得したり。

 同時収録の「第七障害」の方は、心地よい恋愛小説として読めた。女性キャラクターの感性がしっくりくるのは、著者が同年代のせいもあるのかな。ほっとする一作、とでもいえばいいのか……あまりこの言葉を使いたくないのだけど(なんとなく)、癒されるなぁ、と感じました。
イッツ・オンリー・トーク

著者名:絲山秋子(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2006.05
ISBN :4167714019

 本家サイト感想文リスト 63870 絲山秋子
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2007年01月11日

流星たちに伝えてよ

 どこで勧められてたんだったかなー……どこかで勧められていたので買ってみました。この漫画家さんの漫画を読むのは、はじめてです……たぶん。

 オムニバス形式のストーリーで「流れ星」というキーワードですべての話が繋がっています。空に流れる光に人が想いをかけ、願いを託す、その星自体が実は願いを託したものだった……というような。
 これ以上説明すると、若干ネタバレっぽいので自重しますが。

 わたしの記憶が曖昧なことはこの上ないので確言はできませんが、その記憶のなかで「この漫画を勧めていたページ」では、もう少し説明がありました。
 だから、実をいうと読む前から終盤の展開を知っていたのに、最後は泣き過ぎて鼻水が出ちゃいました。いやぁ、泣かされちゃいましたよ……。うまいなぁ!
流星たちに伝えてよ

著者名:大井昌和(著)
出版社:幻冬舎
出版年:2006.12
ISBN :434480886X
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レモネードBOOKS 1〜2

 知り合いが強力にプッシュしてたので、買ってみました。どんな内容かも知らず、一気に二冊。

 主人公はふつうの大学生の女の子。読書オタクな男の子に恋をしてしまい、ごくふつうに、おつきあいを始めるものの、そこには一般人とオタクのあいだに横たわる深くて暗い河が!
 その大河にアッサリと橋をかけてしまうのが、この漫画の魅力ということになるのかな。飄々として、淡々として、ほんのり楽しい……って感じでした。
 岩田くんから「本が好き」オーラが出まくってるのがカワイイ。

 本好きの人なら、まず楽しめるのではないかと思います。
レモネードBOOKS 1

著者名:山名沢湖(著)
出版社:竹書房
出版年:2006.01
ISBN :4812464307
レモネードBOOKS 2

著者名:山名沢湖(著)
出版社:竹書房
出版年:2006.12
ISBN :481246546X

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2007年01月10日

読了メモ:動物園の鳥

 ひきこもり探偵シリーズ、第三巻。初の長編で、完結編。巻末レシピと「お取り寄せ銘菓」リストつき、書き下ろし短編つき、とサービス精神旺盛な一冊。

 今回は坂木くんがどうこういうよりですね、悪役が。ネタバレにならない範囲で書くと、終盤の行動が「ぇ〜! あり得ない〜!」と感じられました。「おはなし」としては、これで正解なんだろうな、とも思いますが。
 エピソードと人物の配置は、ああなるほど、これとこれが重層構造にしてあるわけね、うまいな! と感心させられました。頭いいなぁ……。

 こういう純な話に感心できなくなった自分のひねくれ根性を残念に思うべきなのかも、と思ったり。
 いやでも四十過ぎてあんまり純でもな〜。たいがい潔癖過ぎるんじゃないかと自分の感性を疑う程度には、年齢不相応に子供っぽい自覚はあるのです。うむ。たぶん、もうひと山こせば、あとがきに書かれた「青臭さ」が、むしろ微笑ましい! とか感じられるように……なるのかも。どうなんだ。
動物園の鳥

著者名:坂木司(著)
出版社:東京創元社
出版年:2006.10
ISBN :4488457037

 本家サイト感想文リスト 63870 坂木司
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2007年01月09日

これはすごい本屋さんですね

 楽しみに拝見している【本屋のほんね】の勝手に本屋ミシュランなのですが、今回紹介されていた北海道の「くすみ書房」さんは、すごい。唸らされました。

 個人的には、画像から窺える「中公文庫ほぼ全点」の棚! 見てみたいと思わされますです。ハイ。ちくま学芸文庫とかも凄くありそう。ああ、ここになら品切れになってしまったデュメジルの2〜4があるかも。……いや、流通在庫までは、期待できないだろうな〜。
 サイトを見ると、売れない文庫のフェアは、すでに第四弾、品揃えは五千点以上だそうです。

 以上、本日記。

 土曜日にDS版の『Final Fantasy III』を手に入れたもので、すっかりゲーム連休でした。ファミコン版をクリアしてるんですけど、すっかり忘れておりまして、イベントなど発生するたびに、
「あっ、そういえばそうだった! ……てか、今の今まできれいに忘れ去ってたのに、なんで、『そうだった』って追認できるんだろう?」
 などと、人の記憶というものの不思議さに感じ入っておる次第であります(大げさな)。

 そんなわけで、読書はぜんぜん進んでおりません。ここが更新されなくなったら、「あ〜、ゲームしてるね?」と思ってください。
 実をいうと『パレドゥレーヌ』もひそかに進んでるのです。この時点プラス、ウィーギンティ、ヴェンツェル、ロドヴィック、リュシアン、ディトリッシュ、ヴァン、フェリクス、ジークムントのエンドを見ました。剣12本の完全制覇も一応押さえました。剣の数が違っても、完全制覇は完全制覇でとくにイベントが起きたりしませんでしたがやっぱり並べたいじゃないですか!
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2007年01月07日

テガミバチ 一巻

 家にあったので読みました。というか、購入者が、「これは僕より奥さんの方が好きそうだ」というので読んでみました。

 受け取りにハンコって、かなり特殊な文化なので、そのへんはどうなのか、とか……。
 そういう些末な部分ばかり気になる、あまり一般的ではない読者だということを、あらためて実感しました。

 絵はすんごく綺麗。美しい! デザイン処理のセンスも好きです。白黒のコントラストが強過ぎて、漫画としては少々読みづらいかな、と感じました。すべてが決め決めなので、全部のコマで目がとまっちゃって、話の流れに乗っていかないというか……うまく説明できないんですけど、絵>話、って感じ?
 イラストとして見ると完成されていて、どの見開きでも額に入れて飾れるんじゃないかと思います。
テガミバチ 1

著者名:浅田弘幸(著)
出版社:集英社
出版年:2007.01
ISBN :4088743121
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2007年01月05日

読了メモ:覇者の魔剣

 読みかけていた60ページから先に、進むことができました〜。あらためて60ページを見てみると「先にあった勇者書簡」の事件に言及があるのですね。自分が一冊とばしたかもと疑念を抱いた、キーワードでした。とばしてました……。

 まあそれはともかく、地図も来ましたね〜! よいぞよいぞ。
 三巻目もラヴは薄めですが、わたしは最初の一冊を読み終えた時点で、このシリーズにはあまりラヴを期待していないので、問題ありません。そりゃ根が乙女なので、あればあったで嬉しいですが……サラのラヴって、あんまり乙女っぽくないんだもん。いや、ごめんなさい、不惑の年齢で語尾「もん」はやめます。つい乙女感性で考えていたもので。
 むしろ「もっと謀略を!」なんですけど、メイン・ターゲットの読者層的にはどうなんでしょうか。サラがもっと前面に立って戦わないと、盛り上がらないと感じたりするのかなぁ?

 どこをどうゴマカシても「メイン・ターゲット」層とはかぶらないと思うので、このへん、自分の感性ではサッパリなのですけどね。
覇者の魔剣

著者名:三浦良(著)
出版社:富士見書房
出版年:2006.11
ISBN :4829118733

 本家サイト感想文リスト 63870 三浦良
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2007年01月04日

読了メモ:虚構の勇者

 抗いし者たちの系譜の二巻です。実はこれを読む前に、続刊の方(つまり三巻)を先に手にとってしまい、淡々と六十ページくらい読んでから、なんかおかしくない? と思って見返しを確認、自分が二巻のつもりで三巻を読んでいたことに気がつきました。不覚ッ!
 そういうわけで、そっちを山に戻してこっちを引っぱり出してきたわけですが……たのみますよぅ、番号つけてくださいよぅ、出版社さん! ほんとうに!

 まあ、番号ついてても間違うときは間違いますから意味ないですね、本人の間抜けを直さないと。

 前作を読んだときに思った通り、いきなり年表がきてちょっと笑っちゃいましたが、いや、つまり、ほんとにそういうのが好きなんだな! と思って。馬鹿にしたわけではありません、為念。

 今回はサラ陛下の出番が少なかったな〜、と感じました。わたしはスキピオ贔屓なので(そうなのか!?)、彼の出番が多いのは歓迎ですが……。あと、ハチドリ将軍がラブリーでした。

 お話としては、あいだに挟まれるサラの昔の戦いぶりが燃えるので、ぜひ外伝というか別伝というかで、帝国勃興時代の物語をやってほしいと思います。きっとおもしろいと思うのよ〜。
虚構の勇者

著者名:三浦良(著)
出版社:富士見書房
出版年:2006.05
ISBN :4829118202

 本家サイト感想文リスト 63870 三浦良
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2007年01月03日

読了メモ:妖精の女王 4

 読み終わりました〜。分厚かったけど、本文は上半分だけという、実はライトノベルより密度薄いよね? な文章なので(笑)、難しい象徴だのの解釈を考えなければ、そんなに苦労するものでもないかな〜、と思います。やはり、中盤の「ブリトマートの恋人、メイドのコスプレさせられる」のあたりが、カッ飛んでておかしかったかな。

 四巻で終わりなのですが、いささか尻切れとんぼな感じがしました。結語が、自分の作品を批判した廷臣への厭味っぽい内容なのも、ちょっと野暮だなぁ、と思います。まあ死活問題だったのでしょうけど、ほんとうに。

 著者没後の版本で追加されたという、女巨人(タイタン族の末裔)がジョーヴ(ゼウス)の支配に異を唱えて天界に上がる顛末を描いた二篇は、ちょっと楽しかったな。つくづく神話好きな自分を再発見。
妖精の女王 4

著者名:エドマンド・スペンサー(著)
和田勇一(訳)
福田昇八(訳)
出版社:筑摩書房
出版年:2005.07
ISBN :4480420746

 本家サイト感想文リスト 63870 Edmund Spenser
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2007年01月02日

読了メモ:ユーフォリ・テクニカ

 新年早々、崩れかけた本の山を押さえたいちばん上に載っていた一冊をそのまま読みはじめてしまいましたが、かなりおもしろかったので、ナイス雪崩。

 舞台は、著者あとがきによれば「十九世紀のヨーロッパに似ているようで似ていない、遠い世界」とのこと。
 ヒロインはそのヨーロッパの王女様……といっても宮廷での地位は「てごろな年齢の未婚女性かつ王族」という以上のものではなく、本人の性格は突き抜けて極端、喜怒哀楽と思い込みと行動力の激しい女の子。
 そんな彼女が、当地ではまだ差別される「倭人」と呼ばれる異国人の研究室に、押しかけ同然に採用されて、花火の研究をはじめる……という物語。人材も少ない、資金も設備もショボショボ、しかも差別に嫌がらせ、その上……と困難つづきの研究生活。

 王女の極端な性格が楽しめれば、すごくおもしろいと思います。あり得ねぇ、と思ったら負けで。わたしはおもしろかった〜。
ユーフォリ・テクニカ

著者名:定金伸治(著)
出版社:中央公論新社
出版年:2006.12
ISBN :412500966X

 今年もおもしろい本がたくさん読めますように!
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